最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏は本日、Twitterで、Appleの故共同創業者であり気まぐれな最高経営責任者であったスティーブ・ジョブズの60歳の誕生日を記念した。
友人であり指導者でもあるジョブズの思い出を偲んで、クック氏は2005年にスタンフォード大学で行われたジョブズの感動的な卒業式のスピーチの引用をツイートした。その中でジョブズは「素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分のやっていることを愛することだ」と語っていた。
スティーブさん、お誕生日おめでとうございます!
今日60歳になったはずのスティーブを偲んで。「素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分の仕事を愛することです。」pic.twitter.com/0YD0gZ7jvm
— ティム・クック (@tim_cook) 2015年2月24日
ジョブズ氏の2005年のスタンフォード大学卒業式のスピーチの中で私が最も気に入っている引用は、死について語っている部分です。
誰も死にたくありません。天国に行きたい人でさえ、そこへ行くために死にたいとは思っていません。それでも、死は私たち皆が共有する目的地です。誰もそこから逃れることはできません。そして、それは当然のことです。なぜなら、死はおそらく生命が生み出した最高の発明だからです。死は生命の変化の担い手です。古いものを一掃し、新しいものへと道を開きます。今は新しいものがあなたですが、そう遠くない将来、あなたは徐々に古いものとなり、一掃されるでしょう。大げさな言い方で申し訳ありませんが、これは紛れもない事実です。
あなたの時間は限られています。他人の人生を生きることで時間を無駄にしないでください。ドグマに囚われてはいけません。それは他人の考えの結果に従って生きることです。他人の意見の雑音に、自分の内なる声をかき消されてはいけません。そして何よりも大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。それらは、あなたが本当になりたいものを既に知っているはずです。それ以外のことは二の次です。
ジョブズ氏は1955年2月24日に生まれ、数年にわたる稀で悪性の膵臓がんとの闘病生活の末、2011年10月5日、iPhone 4sが発表された日に、パロアルトの自宅で56歳で亡くなった。