TechCrunchは本日午後、Squareが最新の1億ドルの資金調達に先立ち、Appleと買収の可能性について協議していたと報じた。両社は短期間協議を行ったものの、最終的な金額が一致しなかったため、交渉はすぐに打ち切られたという。
どうやらAppleは、このモバイル決済企業を買収するために約30億ドルを支払う用意があったようだ。これは、Appleの時価総額を30%ほど上回る額だ。TechCrunchによると、AppleはSquareに対し、自社のPOSツールと直接競合する開発中のハードウェアを提示したが、Squareはそれを拒否したという。
Twitterの共同創業者ジャック・ドーシーとシリコンバレー出身者によって2009年に設立されたSquareは、モバイル決済企業です。Squareは、ほぼすべてのスマートフォンに接続でき、クレジットカード決済を非常に簡単に行える安価なカードスキャナー「Square Reader」で最もよく知られています。
Appleがこのスタートアップに興味を持った理由は容易に理解できる。Squareはハードウェアとソフトウェアの両方の設計を担当しており、どちらの業務においてもユーザーエクスペリエンスを最優先に考えている。言うまでもなく、Apple自身も最近、Apple Payを発表し、モバイル決済分野に参入したばかりだ。
iPadメーカーのAppleはここ数ヶ月、大規模な買収に意欲を見せている。夏にはBeats Electronicsを30億ドルで買収したが、その後、親密なソーシャルネットワーキングサービスPathの買収交渉も最終段階に入っていると報じられている。買収額は非公開だ。
[テッククランチ]
最新情報: The Loopの有力なブロガー、ジム・ダルリンプル氏は、TechCrunchのスクープに対し「ノー」と反論した。ダルリンプル氏はApple関連情報で優れた実績を持ち、情報源との会話の後、噂を肯定または否定する際には「イエス」か「ノー」といった一言で答えるのが通例だ。