米国の通信事業者は既にセルラー対応Apple Watchのサービス料金を非公式に発表しており、AT&T、Verizon、T-Mobileはいずれも月額10ドルとなっている。しかし、AppleのApple Watchのバッテリーページ情報を詳しく調べてみると、セルラー対応Apple Watchの真のコストは必ずしも価格そのものではなく、むしろバッテリー駆動時間への負担になるようだ。
具体的には、LTEでの通話時間がバッテリー消費の大きな要因となります。セルラー非対応のApple WatchはiPhoneに接続した状態で最大3時間の通話が可能ですが、セルラー対応のApple WatchはLTE接続時にわずか1時間しか通話できません。
iPhoneが近くにない状態でワークアウトを行うと、バッテリー寿命も大きく低下します。セルラー非対応モデルはGPSを使用した屋外ワークアウトで最大5時間バッテリーが持続しますが、セルラー対応のApple WatchはGPSとLTEをオンにした状態で最大4時間しか持ちません。数えてみると、バッテリー消費量は20%も異なることがわかります。
最大の未知数は、ユーザーがLTE経由でApple Watchに音楽をストリーミングできる時間です。iPhoneに接続している場合、AppleはApple Watchのセルラーオーディオ再生時間を10時間としています。Apple Watchがセルラー経由で音楽をストリーミングする必要がある場合、この時間は大幅に短くなると推測されます。Appleが来月、セルラーApple WatchでApple Musicのサポートを開始する際には、実際のテストでより詳細な情報が得られるでしょう。
また、位置情報サービスがセルラーモデルにどのような影響を与えるかは不明です。具体的には、iPhoneが自宅にあるときに手首で道順を確認できるようになるかどうかです。
セルラー対応のApple Watchのバッテリー持続時間に大きな期待を抱いていた人はいなかったと思いますが、今回の結果とキャリアの月額プランを考えると、このデバイスの価値に疑問を感じます。皆さんはどう思いますか？
