Mac で初めて導入されたゲーム モード機能は、Apple の iOS 18 および iPadOS 18 ソフトウェアを搭載した iPhone および iPad でも利用できます。
ゲームモードは2023年にmacOS Sonomaで導入され、現在iPhoneとiPadでも利用可能です。ゲームモードを有効にすると、バックグラウンドタスクの優先度が下がり、CPUとGPUに最高の優先度が与えられ、スムーズなパフォーマンスとより安定したフレームレートが確保されます。また、Bluetoothのサンプリングレートを2倍にすることで、オーディオの遅延とコントローラーのラグを軽減します。
Apple NewsroomのiOS 18プレスリリースでは、ゲームモードにより「AirPodsやゲームコントローラーなどのワイヤレスアクセサリの応答性が大幅に向上する」と謳われています。macOS Sequoiaのプレスリリースでは、ゲームモードによりUSB-C接続のAirPods Pro(第2世代)で「オーディオの遅延が大幅に低減」されると述べられています。
ゲームモードがMacからiPhoneやiPadに拡大
macOS Sequoiaのゲームモードには、フレームレートの向上と高度な電源管理機能を実現する小さな調整が加えられ、Macシリーズ全体のパフォーマンスが向上しました。この機能は、ゲームを起動すると自動的にオンになり、フルスクリーンモードを終了するとオフになります。
ゲームモードがオンになると通知が表示されます。ゲームモードを手動で切り替えるには、macOSのステータスバー、またはiPhoneとiPadのコントロールセンターにあるコントローラアイコンをクリックします。また、ワイヤレスコントローラが接続されるたびにゲームモードを有効にするフォーカスを作成し、ゲーム中の通知や邪魔なものをフィルタリングすることもできます。
iOS 18をはじめとするAppleのアップデートには、ゲームに特化した機能強化も含まれています。例えば、開発者がゲームに没入型空間オーディオ機能を追加できる新しいPersonalized Spatial Audio APIなどが挙げられます。Personalized Spatial Audio APIを搭載したローンチタイトルには、『アサシン クリード シャドウズ』、『バイオハザード7 レジデント イービル』、『ニード・フォー・スピード モバイル』などがあります。
Apple は WWDC24 で、高度なゲームを iPad、iPhone、Mac に移植するためのツールの最新バージョンである Game Porting Toolkit 2 も発表しました。