これはすごいですね。国際的なデザイン会社でありイノベーションコンサルティング会社でもあるIDEOの創設者、デビッド・ケリー氏が昨夜、CBSの「60 Minutes」に出演し、スティーブ・ジョブズ氏との親密な関係など、幅広い話題について語りました。
IDEOは初期のAppleに大きな役割を果たし、最初のMouseやLisaなどのデザインに貢献しました。当然のことながら、この経験から二人の創業者の間には友情が生まれ、ケリーはジョブズに関する素晴らしいエピソードをいくつか語りました。特に、彼の最初のiPhoneに関するエピソードは印象的でした。
インタビュー全編の動画はこちらです(MacRumors経由)。スティーブ・ジョブズとiPhoneに関する部分は3:00と7:42のあたりにありますが、ケリー氏についてよく知らないという方は、全編を見る価値があります。
動画が見られない方のために(そう、CBSのおかげでFlashで再生されています)、このインタビューで一番面白いのは、ケリーが初めてiPhoneを手に入れた時のことを語る部分です。発表の翌日、スティーブ・ジョブズが彼にiPhoneを直接手渡したそうです。
しかし、最高なのはそれだけではありません。ジョブズは未発表の携帯電話を彼に届けただけでなく、接続まで手伝ってくれると申し出たのです。
「それで彼は私の代わりに接続しようと思い立ち、AT&Tに電話して私の電話を接続しようとしたんだけど、うまくいかなかった。結局彼は『私はスティーブ・ジョブズだ』ってカードを切ったんだ。ほら、相手に『私はスティーブ・ジョブズだ』って言うんだ。きっと電話の向こうの男は『ああ、そうだな、俺はナポレオンだ』って言って、出て行けって感じだったと思う。でも結局、接続はされなかった。いや、その日は接続しなかったよ」
ケリー氏によると、スティーブ・ジョブズに関する最大の誤解は、彼が悪意を持っていたり、意図的に意地悪をしていたというものだ。「彼はそうではありませんでした」と彼は説明する。「彼はただ物事を成し遂げようとしていただけなのです。そして、それに対してどう反応するかを学ぶ必要があったのです。」