GoogleはSnapseedにRAWファイル形式を完全サポートしました。これにより、iPhoneでの写真撮影に真剣に取り組むユーザーは、プロ仕様のRAWファイル形式で保存された画像をiPhone、iPad、iPod touchで編集できるようになります。その名の通り、RAWはカメラのセンサーで撮影されたままのオリジナルの画像データを、一切の加工なしに保存します。iOS版Snapseed 2.9には、ユーザーインターフェースの改善、バグ修正、新しい顔写真編集ツールなどの改良も含まれています。
Snapseed が RAW ファイルを検出すると、新しい RAW ツールが自動的に開きます。
RAW で利用可能な調整には、構造、色合い、シャドウ コントロール、露出 (-4.0 ~ 4.0 f ストップ)、温度 (1.700°K ~ 8.000°K 以上) などがありますが、修復、ブラシ、フレーム、テキスト、HDR、詳細などの他の Snapseed 調整と併用することもできます。
投稿上部の画像は、JPG 形式での通常の写真撮影と、RAW 形式で画像を撮影した場合に可能なフルダイナミック レンジの違いを示しています。
私たちのチームは長年にわたり、144機種のカメラモデルのプロファイルを作成し、SnapseedがRAWファイルから完全なセンサーデータを読み取れるよう取り組んできました。そして今、SnapseedでRAWファイルの露出を変更すると、カメラの電子部品の設定を調整するのと同等の効果が得られるようになりました。CCDまたはCMOSチップから得られる高解像度、フルダイナミックレンジのデータを調整できるようになったのです。
デジタル一眼レフカメラからSnapseedにRAW画像をインポートするには、Apple USB SDカードフォトアダプタまたはWi-Fi SDカードが必要です。Snapseedがサポートする144機種のカメラモデルのリストは、こちらでご覧いただけます。また、iOSデバイスへのRAWファイルのインポート手順を詳しく説明したGoogleのサポートドキュメントもご覧ください。
iOS 10 がリリースされると、iPhone は標準のカメラ アプリと写真アプリで RAW 画像のキャプチャと編集をサポートするようになります。
新しいフェイスツールとその他の情報
このバージョンのSnapseedでは、顔にフォーカスを当て、肌を滑らかにし、目を明るくする新しい顔写真ツールも導入されています。さらに、Snapseed 2.9では、エクスポート時にJPG圧縮率を指定したり、ロスレスPNG形式で画像を保存したりできるようになりました。
SnapseedはApp Storeから無料で入手できます。