アップルとグーグルの人材引き抜き訴訟で判事が4億1500万ドルの支払いを承認

ルーシー・コー連邦地方裁判所判事は水曜日、Apple、Google、Adobe、Intelの4社と各社の元従業員との間の和解案を暫定承認した。和解金は約4億1500万ドルとされており、これにより長年続いた人材引き抜き訴訟は事実上終結することになる。

2010年、これらのテクノロジー企業の従業員は、両社が給与削減を目的として互いの従業員の雇用を避ける共謀行為を行ったとして、反競争的労働慣行を理由に両社を相手取り集団訴訟を起こした。彼らは、この行為により30億ドル以上の賃金損失を被ったと考えている。

8月に両社は3億2400万ドルの和解合意に達したが、コー判事は訴訟対象となった6万人以上の従業員をカバーするには不十分だとして、この提案を却下した。しかし今年初め、Appleとその他企業はさらに9000万ドルを上乗せすることで合意した。

支払いは6月に最終承認される予定。

出典: ArsTechnica