AT&Tは今朝、Atlantic Tele-Networkと、Alltelブランドで運営されている米国の小売無線通信事業を7億8,000万ドルで買収することで合意したと発表しました。この取引の一環として、AT&Tは無線周波数帯域、ライセンス、ネットワーク資産、小売店舗、そして約58万5,000人の加入者を獲得します。
AT&Tのプレスリリースより（CNET経由）：
AT&T*は本日、Atlantic Tele-Network, Inc.（ATNI）と、Alltelブランドで運営されている同社の米国における小売ワイヤレス事業を7億8,000万ドルの現金で買収する契約を締結したことを発表しました。契約条件に基づき、AT&Tはライセンス、ネットワーク資産、小売店、そして約58万5,000人の加入者を含むワイヤレス資産を取得します。
TNIは米国ではAlltelの名称で事業を展開しており、そのネットワークはジョージア州、アイダホ州、イリノイ州、ノースカロライナ州、オハイオ州、サウスカロライナ州の6州にまたがる、主に農村部で約460万人をカバーしています。また、700MHz、850MHz、1900MHzの周波数帯を含む、非常に広範囲な周波数帯域をカバーしています。
このネットワークはCDMA方式ですが、AT&Tは自社のGSMネットワークへの統合およびネットワーク移行にかかる費用がEPSの大幅な希薄化やキャッシュフローへの影響にはつながらないと主張しています。また、ネットワークのアップグレードにより、ATNIと既存のAT&T顧客の両方が、より優れたモバイル体験を享受できるようになると考えています。
もちろん、この取引は連邦通信委員会（FCC）と司法省による審査、そしてその他の慣例的な完了条件を満たす必要がありますが、AT&Tが過去にこの審査でいかにうまくいったかは周知の事実です。しかし、すべてが順調に進めば、AT&Tは2013年後半に取引を完了すると予想しています。
つまり、AT&Tは無線周波数帯域の拡大、小売店舗の建設、そして50万人の新規顧客獲得のために8億ドルを支払ったことになります。それだけの価値はあるのでしょうか？
