米連邦通信委員会(FCC)は、Appleなどの企業に、新興の第5世代(5G)無線ブロードバンド規格の試験を実施するライセンスを付与した。
DSLReportsが昨日報じたところによると、クパチーノを拠点とするこのテクノロジー大手は、本社があるクパチーノのオフィス付近とカリフォルニア州ミルピタス近郊の2か所でミリ波5G技術をテストするための実験ライセンスを取得したという。
Appleの申請では、FCCが昨年5Gサービスの商用利用を承認した28GHz帯と39GHz帯の使用に特に言及している。
5G は、30 GHz ~ 300 GHz のより高い周波数とより短い波長で送信するため、ネットワークの遅延が短縮され、データ スループットが最大 10Gb/s まで向上します。
Apple のアプリケーションには次のように記載されています。
Apple 社は、このスペクトルを使用して、基地局の送信機と受信機間の直接パスおよびマルチパス環境でのセルラー リンクのパフォーマンスを評価しようとしています。
これらの評価により、無線通信事業者の将来の 5G ネットワーク上のデバイスの動作に関連するエンジニアリング データが提供されます。
28GHz帯は地球から宇宙への通信に指定されています。
これは、クパチーノの会社が秘密のハードウェアチームのために衛星の専門家を募集しているという4月の報道を考慮すると興味深いことだ。
Starry、Google、Facebook、そして米国の主要携帯電話事業者も5Gの試験運用を行っています。VerizonとAT&Tは、今年後半に主要市場への5Gネットワークの展開を開始する予定です。
T-MobileとSprintは、5G規格がまだ完全には策定されていないため、2020年までに5G基地局を稼働させたいと考えています。Appleは2017年5月23日、この新興無線技術を利用するための実験ライセンスをFCCに申請しました。