今年の 2 月初旬から、「CarKey」と呼ばれる今後の機能について耳にしており、来週の完全オンラインの Worldwide Developers Conference でこの新機能の公式説明が得られると思われます。
しかし、それまでは、現在のiOS 13.6ベータ版が私たちに何かを伝えてくれているようです 。9to5Macが本日報じた記事では、プライバシー画面が近日公開予定のCarKey機能に合わせてどのように更新されたかが詳しく報じられています。CarKeyはどうやらマーケティング用語を「Car Key」に変更したようで、今後はこの名称で展開していく予定です。興味深いのはiOS 13.6ベータ版での変更点です。これは、 Appleがこの新機能をiOS 13.6の正式リリースと同時にリリースする計画であり、今年後半のiOS 14のデビューを待つ必要はないことを示唆しているのかもしれません。
一般向けにはまだ存在していない機能にプライバシーに関する文言が加えられるのは、確かに興味深いことでしょう。
Apple が詳細を述べているように、Wallet アプリでは、まもなく「特定の車両」と互換性のある仮想の自動車キーを追加できるようになります。
ユーザーは、対応メーカーのApp Storeアプリにサインインし、キーのパスを追加する手順に従うことで車のキーを追加します。また、Walletアプリ内のペアリングコード画面を使用して車のキーを直接追加する方法もあります。
このプロセスを経て、車のキーの認証トークンがiPhoneとペアリングされます。不正利用を検知するため、Appleはユーザーの位置情報とアカウント関連情報を利用します。また、以前にもお伝えしたように、ユーザーは必要に応じて車のキーを家族や友人と簡単に共有できるようになります。そのための便利な招待ボタンも用意されています。
Appleの安全対策は実施されており、Car Key機能の使用中（車両の施錠・解錠時を含む）には一切個人情報が保持されないとAppleは述べています。ただし、報道にあるように、車両を製造した自動車会社が情報を収集する可能性があるため、ご注意ください。
Appleは現在iOS 13.6のベータテストを実施しており、近い将来に一般公開される見込みです。Appleが来週のスペシャルイベント基調講演でこの機能を発表したいと考えるのは当然ですが、同時に、Appleは予想よりも早くこの機能をリリースしようと準備を進めているようにも見えます。
これまでの情報によると、Car Key機能は最新のiPhoneモデルに搭載されている超広帯域無線（UWB）チップを活用し、旧モデルではよりシンプルなNFC非接触ロック解除機能も活用するようです。どの自動車メーカーがこの機能を採用するかは、今後の動向を見守る必要がありますが、BMWが最初に採用する可能性があると聞いています。
