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アップルは「グラウンドトゥルース」マネージャーを採用してマップチームを強化しようとしている

アップルは「グラウンドトゥルース」マネージャーを採用してマップチームを強化しようとしている

グラウンドトゥルースの求人情報

Appleは昨年iOS 6をリリースした際、長年利用されてきたGoogleマップアプリを自社製の地図ソフトウェアに置き換えました。そして、ご存知の通り、地図データの不正確さ、機能の不足、その他多くの問題により、この移行は多くの批判を浴びました。

実際、状況はあまりにもひどかったため、ティム・クック氏はiOSユーザーに向けて公開書簡を書き、Appleは改善に向けて不断の努力を続けると約束しました。そして、その通りになりました。すでにアプリにはいくつかの改良が施され、マップチームの大規模な採用活動も進められています…

先月、Appleのウェブサイトで、マップアプリの開発に携わるiOSソフトウェアエンジニアを募集する求人情報が10件以上見つかりました。そして本日、マップ関連の求人情報がさらに複数(少なくとも7件)掲載され、今度は「マップ・グラウンド・トゥルース」マネージャーを募集しています。

グラウンドトゥルースとは何でしょうか?Wikipediaで簡単に調べてみると、リモートセンシングの分野で使われる用語で、現地でデータを収集し、衛星画像などの遠隔地のデータと比較することを意味します。つまり、基本的には、衛星に映っているものが実際に存在することを確認することです。

リストの 1 つからの説明は次のとおりです。

マップチームでは、米国における地域マップの品質とグラウンドトゥルース(現地調査)を担当するチームのマネージャーを募集しています。各地域チームは、担当地域におけるマップの品質に責任を負っています。このチームの職務は以下の通りです。

-米国各地で新しいマップコードとデータのリリースをテストする

- 既知の事実と比較した潜在的なマップ コードまたはデータの変更の影響を分析できるようにするために、グラウンド トゥルース データを収集します。

- 現地の専門知識を活用して、米国固有のマッピングの詳細に関するフィードバックを提供します。

- 当社の地図に照らして、地域内の競合製品を評価します。

このチームのマネージャーとして、チームのすべての業務を統括し、リソースの配分先と方法を決定し、テスト結果やその他のフィードバックをクパチーノのチームに明確に伝えることが求められます。また、米国地域チームは、クパチーノのエンジニアリングチームと他の地域チーム間のコミュニケーションを促進するとともに、他の地域チームに展開する前に、マップ品質チームと緊密に連携して、地域における新たなテスト施策を評価する責任も負います。

Appleが自らの誤りを正すために熱心に取り組んでいるのは素晴らしいことです。今月初めには、日本でマップアプリのアップデートをリリースし、ターンバイターン方式のナビゲーション機能を改善しました。また、ここ数ヶ月で50以上の都市に3Dの建物表示とFlyoverのサポートを追加しました。

多くの問題が解決されつつある今、Appleがマップアプリに今後どのような計画を持っているのか、興味深いところです。ちなみに、Appleは屋内で周囲のWi-Fiを利用してスマートフォンの位置を検出する技術を持つWiFiSLAM社を買収したばかりです。

WWDCでiOS 7、そして(噂が本当なら)新ハードウェアの発表と合わせて何か発表があることを期待しています。開発者会議は通常6月の第2週か第3週に開催されますが、まだ公式発表はありません。

Milawo
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