全盛期には、コダックは米国フィルム市場の90%以上、カメラ販売全体の85%を支配していました。しかし、35年の間には多くのことが変わり、残念ながら、ニューヨーク州ロチェスターに本社を置くこの企業にとって、時の流れは甘くありませんでした。
コダックは現在、連邦破産法第11章の適用を申請中で、事業再建を目指して特許ポートフォリオの売却を検討している。しかし、結局のところ、これらの特許の価値はコダックが考えているほど高くないかもしれない…
米国際貿易委員会（ITC）は金曜日、コダックの特許侵害の主張は無効であるとする以前の判決を支持し、訴訟を却下した。
AppleInsiderは次のように報じている。
業界団体の6人の委員は、5月に特許を無効と結論付けたITC行政法判事の最近の決定に同意した。コダックは2010年、AppleとBlackBerryメーカーに対し、米国特許6,292,218号「ライブビューディスプレイの方法とそれを用いたデジタルカメラ」を初めて主張した。これは、両社のデバイスが、特許218号で保護されているとされる「ライブビュー」技術を使用していると主張されたためである。
これはコダックにとって大きな痛手です。同社は以前、'218特許は自社のポートフォリオの中で最も強力な特許の一つであると述べていました。実際、同社は'218特許が今後の知的財産オークションの価格上昇に貢献することを期待していました。しかし、今回の判決により、26億ドルの調達という同社の目標は達成不可能に思えます。
少なくとも、Appleが心配しなければならない特許訴訟が一つ減ったことになる（コダックが何らかの形で控訴審に勝訴しない限り）。Appleは他にも複数の訴訟を抱えており、来週には待望の特許裁判でSamsungと対決する予定だ。
[ウォール・ストリート・ジャーナル]
