Appleは月曜日、2017年3月27日にリリースされたiOS 10.3のマイナーアップデートをリリースしました。新しいiOS 10.3.1ソフトウェアアップデートのビルド番号は14E304で、すべてのユーザーに推奨されます。ダウンロードに付属するリリースノートによると、iOS 10.3.1にはバグ修正が含まれており、iPhone、iPad、iPod touchのセキュリティが向上しています。このソフトウェアアップデートは、iOSデバイスの「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」からワイヤレスでダウンロードできます。
iOS 10.3.1では、バグ修正に加え、iPhone 5やiPhone 5cなどの32ビットデバイスのサポートが復活しました。Appleのセキュリティドキュメントでは、バグ修正についてさらに詳しく説明されており、iOS 10.3.1では、Wi-Fiの範囲内にいる攻撃者がデバイスのWi-Fiチップ上で任意のコードを実行できる可能性のあるバグが修正されているとされています。
Wi-Fiの脆弱性を修正するため、入力検証の強化によりスタックバッファオーバーフローが解消されました。この脆弱性は、GoogleのProject ZeroのGal Beniamini氏によって発見されました。
完全なファームウェアは、iDownloadBlog のダウンロード ページからダウンロードできます。
iOS 10.3.0では、100件以上のバグ修正に加え、パフォーマンスの向上とセキュリティ強化が行われました。iOS 10.3の新機能には以下が含まれます。
- Appleファイルシステム
- iCloud Analyticsのオプトイン機能
- 刷新されたiCloudセクションは設定アプリの上部に移動しました
- SiriとCarPlayの改善
- ウェブサイトのモーションを減らす
- アプリ内の評価とレビューを無効にする設定トグル
- マップの1時間ごとの天気予報
- メールの会話ビューのナビゲーションの改善
- 中国語と日本語のキーボードでの入力が簡単になりました
- 「iPhoneを探す」アプリで紛失したイヤホンを探すための「AirPodsを探す」
iOS 10.3の変更点の概要については、当社の詳細なウォークスルーをご覧ください。iOS 10.3.1のセキュリティコンテンツに関する情報は、Appleのサポートドキュメントでご覧いただけます。
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前述の通り、iOS 10.3.1はiPhone 5以降、第4世代iPad以降、第6世代iPod touch以降で利用可能です。iOS 10.3.2ベータ1は先週、Appleの登録開発者向けに配信されました。
iOS 10.3.1 のその他の変更点に気付いた場合は、コメントでお知らせいただくか、[email protected]までメールをお送りください。それに応じて記事を更新いたします。