これは非常に注目に値する。AT&Tのロック解除済みiPhone 5（モデルA1428）をカスタムキャリアファームウェアをロードすることでT-MobileのLTEで動作させるという脱獄ハックに続き、ドイツテレコム傘下の携帯電話事業者が、T-MobileのLTEやビジュアルボイスメールなどの機能をロック解除済みGSMデバイスで正式に有効化するためのキャリアアップデートを自ら配信するとの報道が新たになされた。
このアップデートは、T-MobileがLTE対応iPhone 5を4月12日に正式発売する1週間前の4月5日から配信開始予定です。このパッチは、AT&Tからの乗り換えを検討している顧客にとって朗報です。T-Mobileの4G LTE速度を利用するために、新たに改良されたiPhone 5モデルを購入する必要がなくなるからです。さらに詳しい情報がありますので、続きをご覧ください。
TmoNewsは、これはAppleのアップデートであるため、iTunesまたはすべてのiPhoneデバイスにほぼ同時に適用されるはずだと報じています。また、同誌はT-Mobileの内部文書の信憑性が高いと思われる写真（上記）も掲載しています。
文書には次のように書かれています:
T-Mobile キャリア アップデートは、T-Mobile による公式 iPhone サポートを有効にするマイナー iOS ソフトウェア アップデートです。
ソフトウェア アップデートをインストールすると、ビジュアル ボイスメール、MMS 設定、ネットワーク/デバイスの最適化など、現在顧客がアクセスできないいくつかの機能が有効になります。
4 月 5 日より、iOS 6.1.x 以降を搭載した T-Mobile ネットワーク上のすべての iPhone デバイスに、OTA 経由でソフトウェア アップデートがプッシュされるようになります。
繰り返しになりますが、4月5日以降は、SIMロック解除済みのAT&T iPhone 5をお持ちになり、パッチを適用すれば、すぐにT-MobileのLTEをご利用いただけるようになります。ただし、現在販売されているiPhoneデバイスはAWS Band 4のハードウェアサポートがないため、パッチを適用したデバイスをT-Mobileの3GネットワークでAWS Band 4周波数帯で使用することはできません。
つまり、Appleのキャリアアップデートを適用したAT&TのiPhone 5は、T-MobileのLTEに完全に対応しますが、LTEエリア外ではキャリアの3Gネットワークにフォールバックできなくなります。代わりに、これらのデバイスはバンド2の低速なT-Mobile EDGEネットワークに接続されます。
まさにこれが、AppleがT-Mobile向けに工場出荷時に調整されたiPhone 5版を開発せざるを得なかった理由です。既存のAT&T製iPhone 5と同じモデル番号A1428を搭載しているにもかかわらず、この調整版はT-Mobileの4G LTEおよび3G DC-HSDPAネットワークとの完全な互換性を確保するために、ハードウェアをわずかに改良しています。
Appleは以前、Engadgetに対して、必要なファームウェアの調整を工場で適用する必要があるため、既存のA1428デバイスにソフトウェアアップデートをそのまま展開することはできないと認めていた。
「Appleは、すでに流通しているA1428 iPhoneユニットでは、単純なソフトウェアアップデートでこれを有効にできるものではないと断言した」とEngadgetは先週主張した。
Appleはまた、既存のAT&T A1428 iPhone 5モデルを段階的に廃止し、工場で調整されたA1428モデルを導入することを約束しました。このモデルはT-Mobileの4G LTEと3G DC-HSDPAの両方に対応しているだけでなく、AT&TとT-Mobileのすべての周波数帯をサポートしています。
先週、AT&Tは自社ネットワーク上でHD Voiceを「今年後半」に展開する計画を発表した。HD Voice（ワイドバンドオーディオ）は、T-Mobileが4月12日にiPhone 5を発売する際に、米国の大手通信事業者の中で初めてサポートするネットワーク機能である。
