「Hey Siri」は便利な機能ですが、特定の状況では誤って起動してしまうこともあります。
Appleは、AirPodsの最新広告「Bounce」を2バージョン公開していることが判明しました。同社は6月末までにこの新しい広告をYouTubeチャンネルで公開し、その後、テレビCMにも登場しています。YouTube版の広告では「Hey Siri」という音声は使用されていませんが、テレビCMではこのコマンドを含める価値があると判断したようです。
そのため、この言葉が実際に一部の家庭でHomePodを起動させているという話を聞いても、それほど驚くことではないかもしれません。Redditの投稿(AppleInsider経由)は、それがどれほど頻繁に起こっているか、そしてさらに重要なのは、「Hey Siri」が自分の同意なしに起動されていることに人々がどれほど不満を抱いているかを示しています。
@Appleさん、AirPodsの新しい白黒CM、あまり好きじゃないんです。CMで男性がAirPodsを装着して「Hey Siri…」って言うと、私のHomePodが今まで聴いた中で一番ひどい音楽を再生し始めるんです。テレビの中の人がHomePodを操作できるって、最高ですよね。
— ケビン(@Starman)2019年7月3日
「Hey Siri」と短く音声コマンドを発するだけでSiriが呼び出され、Siriが後続のコマンドを認識できれば、リクエストされた機能を起動します。自宅にHomePodをお持ちで、「Bounce」広告でこの機能が起動している場合、Siriはコマンドを待つ間、「ここにいます」などとだけ言う場合もあれば、曲を再生し始める場合もあります。
こうした行動は全く新しいものではなく、この広告に限ったことではありません。最初のレポートでも指摘されているように、2018年にはNBAがこのコマンドを使ってスポーツのスケジュールを家庭に届けていました。また、NHLも「Hey Siri」コマンドを広告で使用し、同様の効果を得ています。
これはSiriに限った話ではありません。AmazonとGoogleはどちらも、それぞれのデジタルアシスタントの注意を引くための音声による合図を提供しており、過去には広告でも活用されてきました。
それでも、こういうことは確かに面倒です。特にHomePodが突然、予期せず音楽を再生し始めたらなおさらです。特に好みではない音楽だと、状況はさらに悪化します。
このような理由で HomePod で Siri が起動したことはありませんか?