7月30日に予定されているAppleとSamsungの大規模裁判に先立ち提出された新たな裁判所文書によると、Best Buyなどの小売業者がSamsungに対し、購入者の一部がiPadを受け取ったと思い込んでSamsungのタブレットを返品していると報告していたことが明らかになった。さらに、裁判所文書には、Samsungの従業員数名がGalaxy製品とAppleのiPhoneおよびiPadの類似性について実際に話し合っていたことも記されている。
AllThingsD のレポートを担当する Ina Fried 氏:
サムスンは、自社製品とアップル製品の類似性を示す、封印していた大量の文書を公開せざるを得なくなった。
文書に概説されている例には、アップル製品との類似性について議論しているサムスン従業員のコメントや、顧客がiPadを受け取ったと思い込んでサムスンタブレットが返品されているというサムスンが小売業者ベストバイから受け取った報告などが含まれている。
サムスンは、7月30日から始まる裁判でこの情報が開示されるのを阻止しようとしている。一方、マイクロソフト、リサーチ・イン・モーション、クアルコムなどの企業は、アップルやサムスンとの契約を秘密にしておきたいと考えていると報じられている。
同じ一連の裁判文書には、初期のiPhoneとiPadのプロトタイプの3D CAD図面も含まれており、その中には以下に示すように、サムスンがソニーのデザイン言語に触発されたと主張する特定のiPhoneプロトタイプも含まれている。
サムスンは、この初期のモックアップを使用して、アップルが主張するデザイン上の主張を無効にするのに十分な先行技術を確立する予定です。
サムスンにとって残念なことに、Googleや有名なデザイナーたちがiPhoneをあまりコピーしないようにアドバイスしていたことも社内コミュニケーションで明らかになった。
一方サムスンは、ワイヤレス技術に関する特許がなければアップルはiPhoneを全く販売できなかっただろうと断言している。
アップルとサムスンの間で裁判所が仲介した協議は、両社が互いの特許の価値について合意できなかったため、行き詰まった。
アップルは自社の特許と引き換えに、韓国のギャラクシーメーカーであるサムスンに対し、端末1台あたり0.5セントを支払う一方で、最大25億ドルの特許使用料を要求していると言われている。
7月30日にはキャットファイトが起きるだろうね?