iPhoneには、「Reachability(簡易アクセス)」と呼ばれる機能が備わっており、片手でデバイスを簡単に操作できます。この機能は、端末のインターフェースを親指の高さまでスライドさせることで動作し、通常は画面の一番上に表示されているオブジェクトをタップできるようになります。
Reachabilityは非常に便利ですが、Appleは万人向けで、そのまま使えるアプリが誰にとっても最適だと想定しています。幸いなことに、脱獄ユーザーはiOS開発者のEthan Whited氏が新たにリリースした「Ability」という脱獄ツールを利用することで、ネイティブのReachabilityインターフェースを自分のニーズに合わせてカスタマイズできます。
Ability をインストールすると、ユーザーは設定アプリ内に専用の設定パネルが表示され、そこでカスタマイズを開始できます。
ここでは、次のことができます。
- 必要に応じて機能をオンまたはオフに切り替える
- 到達可能性インターフェースのタイムアウトを有効または無効にする
- スワイプして閉じるを有効または無効にする
- タップして閉じるを有効または無効にする
- カスタムシェブロン不透明度レベルを設定する
- カスタム到達可能性インターフェースオフセットを構成する
- カスタム到達可能性コーナー半径を設定する
- すべての設定をデフォルトにリセットします
開発者は、設定パネルの右上に Respring ボタンを組み込み、必要に応じて設定を保存できるようにしています。
これらのオプションの中には汎用的なものもいくつかありますが、特に便利なのは、Reachabilityインターフェースのタイムアウトを無効にできる機能です。また、意図せずReachabilityを無効にしてしまうことがよくあるので、スワイプとタップで閉じるジェスチャーのオン/オフを切り替えられるのも便利です。
Abilityを試してみたい方は、お好みのパッケージマネージャーを使ってTwickdリポジトリから無料でTweakをダウンロードできます。このTweakはジェイルブレイクされたiOS 13デバイスに対応しており、開発者のGitHubページでオープンソースとして公開されています。
Reachability を Ability でカスタマイズするほど活用していますか?ご意見やご感想は、下のコメント欄でぜひお聞かせください。