本日、Appleは数々の発表の中で、新たなポッドキャストサブスクリプションサービスの計画を明らかにしました。その名称は(ご想像の通り)「Apple Podcastsサブスクリプション」。同社によれば、このサービスは「リスナーがお気に入りのクリエイターが提供するプレミアムサブスクリプションを見つけるためのグローバルマーケットプレイス」となるとのことです。
5月より、170以上の国と地域のリスナーがプレミアムサブスクリプションに登録できるようになります。プレミアムサブスクリプションには、広告なしの視聴、追加コンテンツへのアクセス、新シリーズへの先行アクセスや限定アクセスなど、クリエイターが厳選した様々な特典が含まれます。Appleのシニアバイスプレジデント、エディ・キュー氏のコメントをご紹介します。
「15年前、Appleはポッドキャストを主流へと押し上げ、世界中の何億人ものリスナーに情報を伝え、楽しませ、そしてインスピレーションを与えるための、クリエイターにとって最高のオープンプラットフォームを提供しました」と、Appleのインターネットソフトウェア&サービス担当シニアバイスプレジデント、エディ・キューは述べています。「今日、Apple Podcastsは、リスナーが何百万もの素晴らしい番組を発見し、楽しむための最高の場所です。Apple Podcastsサブスクリプションによって、ポッドキャスティングの新たな章をリードできることを誇りに思います。このパワフルな新しいプラットフォームを世界中のクリエイターにご紹介できることを大変嬉しく思っており、彼らがこのプラットフォームを使ってどんな作品を作るのか、今から待ちきれません。」
もちろん、Appleがプレミアムポッドキャスト市場に参入したのは初めてではありません。Patreon、Supporting Castといった企業は、長年にわたりポッドキャストを有料化してきました。しかし、これはこの分野で最大手(あるいは最大手)の一つによる大きな動きであり、クリエイターとリスナーの双方がどのように反応するかが興味深いところです。
顧客にとって月額料金体系がどのようなものになるかはまだ明らかになっていませんが、AppleはApple Podcasters Programのバックエンドサービスに年間20ドルを課金する予定です。さらに、クリエイターの収益から慣例的に30%の手数料を徴収し、2年目以降は15%に引き上げるようです。
繰り返しになりますが、Apple Podcastsサブスクリプションは来月から開始されます。また、毎週月曜日に配信しているポッドキャスト「Downtime」を宣伝しなければ、ポッドキャスト記事とは言えません。