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AppleはiPhoneのマルウェアを検出できるアプリを却下した

AppleはiPhoneのマルウェアを検出できるアプリを却下した

システムとセキュリティ情報のスクリーンショット

ステファン・エッサー氏のiPhoneアプリ「システムとセキュリティ情報」がApp Storeからダウンロードできなくなったことが、The Next Webによって最初に報じられました。エッサー氏のソフトウェアは、iPhoneユーザーに、スパイ活動に利用できるマルウェアがデバイスに潜んでいるかどうかを知らせるだけでなく、脱獄も検出することができました。

このアプリは今朝早くApp Storeから削除されました。エッサー氏は、ユーザーのデバイスの脆弱性を検出すると、「iOSデバイスの診断機能が不正確で誤解を招く可能性がある」と説明されたとのことです。

言うまでもなく、開発者はこの決定に満足しておらず、これを Apple 側の「選択的処罰」と呼んでいる。

「私たちのアプリが削除されたのは、選択的な懲罰です」と彼はツイートした。「彼らは何百ものシステム監視ツールをストアに公開しており、その中には明らかにプライベートAPIを使用しているものもあったのです」

ほら、要するにこう言ってるんだ。「iOSにセキュリティホールがあるかもしれないという印象をユーザーに与えたくない。消えろ」 pic.twitter.com/7II1q96ZMt

— ステファン・エッサー (@i0n1c) 2016年5月14日

今のところ、エッサー氏はアプリのジェイルブレイク版を作ってアップルの制限を回避する予定はない。

以前お伝えしたように、Esser のソフトウェアには、App Store の多くの類似アプリと同様に、CPU 使用率、メモリ割り当て、ストレージ使用率などの標準的なシステム情報を提供するだけでなく、一工夫加えられています。それは、ジェイルブレイクされたユーザーが、スパイ活動に利用される可能性のある悪意のあるアプリをデバイス上で検出できるようにする異常検出ツールが組み込まれているという点です。

出典: The Next Web

Milawo
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