先週、スティーブ・ジョブズが読者の一人に返信として送ったメールについてお伝えしました。そのメールはホワイトのiPhone 4に関するもので、クリスマスまでに発売される可能性を示唆していました。
スティーブ・ジョブズから何度かメールの「情報提供」を受けたことはありましたが、偽物っぽかったので公開しませんでした。しかし、今回は完全に本物らしく、読者のネイサンを全面的に信頼していました。ところが、私の勘違いでした。説明させてください…
昨夜、ネイサンから次のようなメールを受け取りました。
セバスチャン、こんにちは。スティーブ・ジョブズから送ったメールは偽物でした。こんなに大きく報道されるとは思っていなかったので、本当に申し訳なく思っています。両親に話したら、間違っていると言われました。ところが昨日、父がフォーチュン誌のウェブサイトでそのメールについての記事を読んで、その記事が私が送ったメールに基づいていることに気づいたのです。両親は私に、全てを偽物だと認めるように言いました。本当に申し訳なく思っています。二度とこのようなことが起こらないように。
ああ、よかった。このメールについて誰かを信頼して公開することにしたのに、偽物だったなんて。
ネイサンが偽物だと認めたメールを公開すべきかどうか、しばらく悩みました。そのまま放っておけば、みんな忘れてしまう可能性もあったのですが、正直に、何が起こったのかをお伝えすることにしました。正しい決断だったことを願っています。