日本の巨大企業シャープは、親会社であるフォックスコンがドナルド・トランプ大統領の「メイク・イン・アメリカ」のスローガンに応えて最近発表した、米国における70億ドル規模のディスプレイ製造工場建設の噂で「主導権を握っている」。ロイター通信は、計画に詳しい関係者の話として、この新工場は2017年前半に着工する可能性があると報じている。
米国工場建設の決定は、安倍晋三首相がトランプ大統領との会談を準備する中で発表された。この会談は、米国で最大70万人の雇用を創出する可能性のある投資について協議するためだ。安倍首相は、金曜日にワシントンでトランプ大統領と会談した後、週末にかけてフロリダ州にあるトランプ大統領の私有リゾート「マール・アー・ラーゴ」を訪問する予定だ。
「投資は製造装置メーカーも参加する日本のコンソーシアムが行う予定だ」と関係者は述べた。シャープの広報担当者は、工場建設についてはまだ決定していないと述べた。
台湾に拠点を置くフォックスコンは、この報道についてコメントを控えている。ご存知の通り、フォックスコンはAppleのお気に入りの委託製造業者であり、昨年3月にシャープを36億ドルで買収したと報じられている。
苦戦する日本の同社は、2018年までにiPhone 8用のOLEDスクリーンの量産を増やすことを目標に、フォックスコンのiPhone工場に専用のディスプレイ生産ラインを設置する予定だ。
出典:ロイター