Photoshop および Premiere Elements 2024 の新機能には、JPEG アーティファクトの除去や自動ビデオハイライト リールなどが含まれます。

実際、Adobe は Photoshop Elements 2024 と Premiere Elements 2024 に、人工知能 (AI) を活用した 20 もの新機能を追加しました。
JPEG アーティファクトの除去や自動ビデオハイライト リールのほかにも、ユーザーはワンクリック選択による編集の簡素化、アーティスティック効果の新しいオプション、写真の色とトーンを合わせる機能なども利用できます。
ボーナスとして、アプリにはライト モードとダーク モードのオプションを備えた更新されたユーザー インターフェイスがあり、すぐに使いこなせるように 62 のステップバイステップのガイド付き編集が含まれています。
Photoshop Elements 2024では、AIによってオブジェクトの選択が簡単になります。画像上の任意のオブジェクトをクリックするだけで、瞬時に選択できます。また、AIの魔法により、圧縮されたJPEG画像もワンクリックで圧縮アーティファクトを除去または最小限に抑え、画質を向上させることができます。
Photoshop Elements 2024では、AIを活用した新しいアーティスティック効果オプションで、あらゆる写真をアート作品に変えることができます。Adobeのブログによると、「Adobe AIを搭載し、クリックするだけで有名な芸術作品や人気のアートスタイルにインスパイアされた効果を追加できます」とのことです。
Photo Reels の組み込みテンプレートと、Photoshop および Premiere Elements 内から Adobe Stock の写真にアクセスできる機能により、「動き、クローズアップ、最高品質の映像に重点を置く」ことで人々を引きつける魅力的な MP4 や GIF をソーシャルメディア投稿用にすばやく簡単に作成できます。
Adobe Premiere Elements 2024の新機能
Photoshop Elements 2024と同様に、Premiere Elements 2024も自動ハイライトリール機能と、色とトーンをマッチングさせて新鮮な雰囲気を作り出す機能に対応しており、色相、彩度、明度をコントロールすることで、さらに微調整が可能です。また、リバーブ、ボーカルエンハンサー、DeHummerといった新しいオーディオエフェクトも搭載されています。
その他の注目すべき変更点としては、新しい既成グラフィックと、ビデオ用の26種類の新しいガイド付き編集機能が追加されました。さらに、Premiere Elements 2024の編集インターフェースは再設計され、モダンなフォント、わかりやすいアイコン/ボタン、最新のカラーを採用し、現代の基準に合致するようになりました。
モバイルとウェブのコンパニオン

これらのアプリには、写真やビデオをクラウドにアップロードしたり、簡単な編集を実行したりするためのモバイルおよび Web コンパニオン(現在ベータ版)があります。
これらのモバイルおよびWebコンパニオンアプリを使用すると、画像にクリエイティブなオーバーレイやパターンを追加したり、ワンクリックで肌のトーンを補正したり、背景を削除したり、ホワイトバランスを調整したりといった様々な編集作業を行うことができます。Adobeによると、Elements OrganizerとWebおよびモバイルコンパニオンアプリ間で同期が可能になりました。
以下のリンクを使用して、Web およびモバイル コンパニオン ベータ版にサインアップしてください。
- Adobe Elements モバイルコンパニオンアプリ
- Adobe Elements Webコンパニオンアプリ
どちらのアプリも現在、英語版のみのベータ版としてご利用いただけます。Elements WebアプリはどのWebブラウザでもご利用いただけます。Photoshop Elementsモバイルアプリのベータ版をインストールするには、AppleのTestFlightアプリをご利用ください。
Adobeは生成AIに大きく賭ける
Photoshopの開発元であるAdobeは、生成AIの最新技術に大きく賭け続けています。AdobeのSenseiシステムは長年にわたり、Creative Cloudアプリを強化するためにクラウド上でAI機能を提供してきました。しかし現在、多くのAI機能がデバイス上でローカルに実行されるようになりました。
今月初めに開催されたクリエイティブカンファレンス「MAX 2023」で、AdobeはPhotoshop、Illustrator、Express向けの新しい生成AI機能を発表しました。その一つである「Generative Expand」は、驚くほど自然な仕上がりで、画像を元の境界を超えて拡張することを可能にします。