Appleは本日、iOS 15の開発者向けベータ版5をリリースしました。この最新版では、特に目立った新機能はなく、大きな変更点はありませんでしたが、いくつかの新機能が追加されました。新機能については既にまとめていますが、どうやらまだいくつか追加されているようです。
9to5Macが本日最初に報じたように 、Appleは今年後半にリリースされるiOSの最新バージョンでWebMオーディオコーデックのサポートを追加することで、Safariに微妙な変更を加えるようです。同誌によると、これは実験的な機能のようで、iOS 15ベータ版ではSafariの設定画面から有効化または無効化できます。ただし、iOS 15の最新ベータ版の内部コードを見ると、一般公開時にはデフォルトで有効化されるようです。
WebMは、Googleが2010年に開発したオープンメディアファイルフォーマットの一部であるオーディオコーデックです。WebMビデオやWebP画像拡張子など、様々なコーデックが存在します。最初のレポートでも指摘されているように、Appleの共同創業者であるスティーブ・ジョブズはGoogleのコーデックを好んでおらず、Appleは長年にわたりGoogleのコーデック全般に反対してきました。
AppleがSafariにWebP画像拡張機能のサポートを追加したのは、iOS 14とmacOS Big Surの一般公開後になってからでした。一方、macOS版SafariはWebM動画コーデックをサポートしていますが、モバイル版Safariでは利用できません。しかし、これも時間の問題かもしれません。
Apple が WebM オーディオ コーデックのサポートを追加したことで、Safari のモバイル バージョンも近い将来に WebM ビデオ コーデックのサポートを受ける可能性があることを示唆しているのかもしれません。