最近公開された法的文書によると、AppleはARスタートアップ企業Metaioを買収した。Appleの広報担当者はTechCrunchに対し、この買収を認め、「Appleは時折、小規模なテクノロジー企業を買収しており、その目的や計画については通常、公表しません」と述べた。
提出書類によると、Metaioの株式は5月21日から22日の間にクパチーノの同社に移管されたとのことなので、買収はごく最近完了したようだ。同社は基本的にドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンのARプロジェクトから派生したもので、2003年に設立された。
Metaioの技術は業界で高く評価されており、著名なクライアントやプロジェクトを数多く抱えていました。以下は、同社の技術の活用事例を示す動画です。潜在顧客にフェラーリのバーチャルツアーを提供するアプリや、AR技術を用いてベルリンの壁の詳細情報を提供する旅行者向けアプリなどです。
https://www.youtube.com/watch?v=DT5Wd8mvAgE
AppleがMetaioのような企業を欲しがったのは当然のことです。過去にもPrimeSenseのような企業を買収しており、その技術はマップだけでなく将来のARプロジェクトにも活用できます。MicrosoftやFacebookのように製品を披露しているわけではありませんが、特許出願にはその取り組みの証拠が見られます。
出典: TechCrunch