Appleは今年のiPhone 13 Proを、これまでで最も「プロ」らしいiPhoneと呼んでいます。この端末は、新しいカメラシステム、強化されたディスプレイ、そして大容量バッテリーを搭載しています。また、シエラブルーを含む美しい新色もいくつか用意されています。
デザイン
ご覧の通り、新しいiPhone 13 Proは前モデルとよく似ています。ノッチは小さくなり、セバスチャンが指摘するようにカメラの突起もより凹凸があるように見えますが、デザインの大部分は変わっていないようです。ただし、美しい新色のシエラブルーが追加されています。
今年のiPhone Proモデルにおける注目すべきアップグレードの一つは、新しいPro Motionディスプレイです。Super Retina XDRタイプのOLEDパネルで、10Hzから120Hzまでの可変リフレッシュレートに対応しています。これにより、スクロールのスムーズ化やiOSのアニメーション/トランジションなどの改善がもたらされ、開発者はアプリやゲームにもこれを活用できるようになります。また、屋外で頻繁に使用するユーザーのために、直射日光下でもより明るく表示されています。
パフォーマンス
iPhone 13 Proには、当然ながらよりパワフルで効率的な新しいA15 Bionicプロセッサが搭載されています。5ナノメートルプロセス技術を採用し、6コアCPU、5コアGPU、そして新しい16コアNeural Engineを搭載しています。つまり、新しいiPhone Proはこれまで以上にパワフルで、美しい新ディスプレイを駆動するのに十分な能力を備えているということです。RAMの容量はまだ確認できていませんが、判明次第、更新いたします。
カメラ
全く新しいカメラシステムには、望遠、広角、超広角の3つのカメラが搭載されています。後ほど詳しくお伝えする数字はたくさんありますが、iPhone 13では低照度撮影が92%向上し、新しいマクロ撮影モードにより、美しく精細なクローズアップ写真が撮影できることをまずは覚えておいてください。それでは、具体的な数字をご紹介します。
- プロ仕様の12MPカメラシステム:望遠、広角、超広角カメラ
- 望遠:絞り値ƒ/2.8
- 広角:ƒ/1.5絞り
- 超広角:絞り値ƒ/1.8、視野角120°
- 3倍光学ズームイン、2倍光学ズームアウト、6倍光学ズーム範囲
- 最大15倍のデジタルズーム
- パノラマ(最大63MP)
- 100% フォーカスピクセル(ワイド)
- ドルビービジョンによる最大4K 60fpsのHDRビデオ録画
- 24 fps、25 fps、30 fps、または 60 fps での 4K ビデオ録画
- 25 fps、30 fps、または 60 fps での 1080p HD ビデオ録画
- 720p HDビデオ録画(30fps)
- 最大 4K 30 fps の ProRes ビデオ録画 (128 GB ストレージの場合は 1080p 30 fps)
そうそう、話を進める前に、動画撮影用の新しいシネマティックモードについて触れておきましょう。これは、動画撮影中に自動的に奥行き感のあるトランジション効果を生み出すもので、高品質なエフェクトにより、より高級感のあるプロフェッショナルな仕上がりを実現できます。
バッテリー、ストレージなど
iPhone 13 Proはバッテリー容量が大きくなり、Appleはそれを有効活用しています。13 ProはiPhone 12 Proよりも1日あたり最大1時間半、13 Pro Maxは前モデルよりも最大2時間半長くバッテリーが持続します。ストレージに関しては、iPhone 13 Proの両モデルとも、128GB、256GB、512GB、1TBのストレージオプションが用意されています。
さて、その他諸々の話題です。新しいiPhone Proは5G対応バンドが増えたので、5Gを利用できる場所が増えました。本体は引き続き防水・防滴仕様(IP68)なので、この点は大きな変更はありません。あ、それと、Face IDは引き続きFace IDのみなので、ここまで読んで新しいディスプレイ内蔵Touch IDシステムについて知りたがっている方(Seeさん)には申し訳ありません。
価格と入手可能性
Appleはいつものように、新型iPhoneに数々の改良を詰め込みながらも、従来の価格を維持しています。iPhone 13 Proは999ドルから、iPhone 13 Pro Maxは1099ドルからです。Appleによると、米国およびその他30カ国以上のお客様は、9月17日(金)午前5時(太平洋夏時間)より、両モデルのiPhone 13 Proを予約注文できます。店頭販売は9月24日(金)からとなります。