Appleは本日、iOS 13.6を一般公開しました。この新しいソフトウェアには多くの新機能が追加され、アラブ首長国連邦在住のユーザーがAppleのビデオ通話アプリ「FaceTime」にアクセスできるようになるようです。
2018年には、AppleがUAEの権力者と、同地域で購入された対応Appleデバイスでビデオ通話機能FaceTimeへのアクセスを許可するよう積極的に交渉していると報じられました。UAEでは、現地の通信規制によりFaceTimeは長年ブロックされていましたが、iOS 13.6の一般公開により、ついにFaceTimeが利用可能になったようです。
この禁止措置はUAEで販売されたデバイスに影響を及ぼしたため、UAE域外のどこでデバイスが使用されていたかは問題ではありませんでした。一部のiPhoneユーザーはVPNを利用して禁止措置を回避しており、UAE域外で販売されたデバイスをUAE域内に持ち込んだ場合でもFaceTimeを利用できていました。しかし現在、iOS 13.6(Mac Magazine経由)では、UAEのユーザーからFaceTimeが正常に動作しているとの報告が上がっています。
注目すべきは、これはAppleだけが例外ではないようだということです。UAEはGoogleハングアウトやSkype for Businessなど、他のビデオ通話アプリも同時にブロックしています。しかし、これらのアプリやサービスの禁止もつい最近解除されました。
https://twitter.com/saif_a7med95/status/1283477915087167488
なお、UAEの一部のユーザーはFaceTimeをまだ利用できないため、サポートは順次展開される可能性があります。あるいは、まだすべてのユーザーが利用できるわけではないかもしれません。いずれにせよ、UAEでは機能のサポートが開始されているようですので、対応デバイスすべてで利用できるようになるまでにはしばらく時間がかかるかもしれません。