Appleは昨日のWWDCで30億ドルのBeats買収についてほとんど触れなかったが、実際にはそうする必要はなかった。5月初旬にこのニュースが報じられて以来、この話題はテクノロジー関連のニュースサイクルの大部分を占めている。
そして、これはAppleのイメージに好影響を与えているようだ。教育テクノロジー企業Cheggが1万人の学生を対象に実施した新たな調査によると、今回の買収によってiPadメーカーであるAppleのイメージはより「クール」になるという。
数字の内訳は次の通り。回答者の60%はBeatsが音楽サービスを提供していることを知っていたものの、そのうち加入者はわずか3%だった。60%が買収を認識しており、50%が買収によって若いユーザーの間でAppleの人気が高まるだろうと答えた。
Recode はレポートの詳細を次のように伝えている。
これは、長らく大学市場を支配してきたAppleにとって、予想通りではあるものの、概ね良いニュースと言える。全米のほとんどの大学の講義室には、何列にも並んだMacBookが並んでいる。その多くはAppleの教育機関向け割引や、Apple関連のキャンパスストアで購入されたものだ。しかし、iTunes以外のサービスを使って音楽をストリーミングする若者はますます増えている。Spotifyは4,000万人以上の会員を抱え、アメリカのユーザーの40%は18歳から24歳だ。
Appleは先週、Beatsとの提携を発表し、共同創業者のジミー・アイオヴィン氏とドクター・ドレー氏が同社に加わると発表した。チームは、ソフトウェア面ではサービス担当SVPのエディ・キュー氏、ハードウェア面ではマーケティング担当SVPのフィル・シラー氏に直属する。
ティム・クックCEOは、買収に関するApple社員へのメモの中で、 「Beats Electronicsは発売からわずか5年で、音楽界とスポーツ界の両方でヘッドフォンとスピーカーの定番ブランドになりました」と述べています。 実にクールですね。