米中間の貿易戦争が激化する中、契約製造業者のペガトロンは、iPadとMacBookの製造を中国から間もなく移転する予定だと報じられている。
台湾の業界紙DigiTimesは、インドネシア語版DetikInetの記事を引用し、Pegatronが地元の製造業者PT Sat Nusapersadaと協力して、一部のMacBookおよびiPadモデルを組み立てると報じている。
報道によると、両社は来月インドネシアのバタム島でアップル製品の生産を開始する予定で、ペガトロンはバタム島の2つの工場を改修するために3億ドルを投資している。
PTサット・ヌサペルサダのCEO、アビディン・ハシブアン氏は、同社が6月に製品の組み立てを開始することを否定しなかった。報道によると、CEOは具体的な顧客名は明かさなかったものの、製品は米国に出荷される予定だと述べた。
引用されたレポートでは、ペガトロンとPTサット・ヌサペルサダがインドネシアでアップル製品を組み立てるという事実は述べられていないが、アップルはペガトロンの第一顧客であるため、これらのインドネシアの注文はクパチーノの会社からのものであることはほぼ確実である。
米国は先週、中国のファーウェイに対する制限を一時的に緩和したが、中国政府が同社製品を禁止した場合、アップルの利益は30%近く減少し、純利益が年間150億ドル以上減少するとゴールドマン・サックスは推計している。
一方、ファーウェイの任正非CEOは火曜日の中国国営テレビのインタビューで、アップルを尊敬しており、家族が中国にいないときには彼らにiPhoneを買っていると語った。
「iPhoneには優れたエコシステムがあり、家族が海外にいるときもiPhoneを買ってあげています。ですから、Huaweiへの愛がHuaweiの携帯電話を愛することと同じだと考えるのは狭量ではありません」とサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙は伝えている。