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シナプティクス、iPhoneディスプレイチップメーカーのルネサスSPドライバーズを4億7500万ドルで買収

シナプティクス、iPhoneディスプレイチップメーカーのルネサスSPドライバーズを4億7500万ドルで買収

日本の半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクスのロゴが東京の本社に掲げられている。

予想通り、タッチスクリーンチップメーカーのルネサスは、iPhone向けディスプレイチップの独占サプライヤーであるルネサスSPドライバーズを買収すると発表した。買収額は4億7500万ドルと報じられており、これは今年初めにAppleが同社に買収を提案したと噂されていた金額とほぼ同額だ。

ルネサスをご存じない方のために説明すると、ルネサスはPowerchipとシャープの合弁会社で、小型・中型LCDパネル用のLCDドライバの開発を専門としています。これらのチップはディスプレイの画質を決定づけるものであり、通常、デバイスのバッテリー消費量の約10%を占めています。

ロイターは次のように報じている。

タッチスクリーンチップメーカーのシナプティクス社(SYNA.O)は、iPhone向けディスプレイチップの唯一のサプライヤーを4億7500万ドルで買収すると発表した。これにより、アップル社(AAPL.O)を顧客として取り戻す可能性がある。[…]

ロイターは先月、アップルがルネサスエレクトロニクス(6723.T)が保有する日本の半導体メーカー、ルネサスエスピードライバズの過半数株式買収交渉で進展が見られず、シナプティクスとの合意に道が開かれたと報じていた。

Synapticsは、自社のタッチ技術とルネサスのディスプレイドライバを1つのチップに統合する計画です。現在、タッチディスプレイの統合を行っている企業は他になく、製造コストと部品コストの削減、パネル性能の向上など、複数のメリットが期待されています。

同社はまた、Appleを供給顧客として取り戻すことにも期待している。iPadメーカーのAppleは4月にソニーをはじめとする買収候補企業と共に、ルネサスのSPドライバーズ自体の買収に関心を示していると噂されていたが、先月のある時点で交渉は決裂したと報じられている。

Milawo
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