Business Insider が月曜日に発表した記事によれば、iPhone 向けの Siri 搭載ボイスメール サービスが開発中で、ボイスメールのメッセージを文字起こししてくれるとのことだ。
ライターのジェームズ・クック氏は、Appleの従業員がすでに「Siriを使って電話に応答し、ボイスメールのメッセージを書き起こす」今後予定されているボイスメール サービスをテストしていると主張している。
さらに彼は、iCloud が書き起こされたボイスメールのテキストをユーザーのデバイスにプッシュするため、「二度とボイスメールを聞く必要がなくなる」と説明している。
情報筋によると、新サービスは2016年にiOS 10とともに開始される予定だという。
「iCloudボイスメールをご利用のお客様が電話に出られない場合、Siriが通常のデジタルオーディオレコーダーに転送されるのではなく、電話に出ます」と記事には記されています。さらに、iCloudボイスメールは「お客様の現在地や電話に出られない理由に関する情報を特定の相手に伝える」こともできます。
このサービスが実際にどのように機能するのか楽しみです。音声テキスト変換によるメッセージの文字起こしの精度も気になります。私は長年Google Voiceを使ってきましたが、同様の機能があり、ボイスメールの文字起こしの精度と信頼性に関しては、改善の余地がかなりありました。
もちろん、Apple Watch で使用される Siri による音声テキスト変換は非常にうまく機能するため、iCloud ボイスメールでその点に関して問題が発生するとは考えられません。
Business Insiderの説明によると、音声分析と音声テキスト変換は100%クラウド上で行われる可能性があるようです。一方で、Appleのユーザーのプライバシーとセキュリティに対する厳格な姿勢を考えると、iCloudが文字起こしされたメッセージを他のすべてのデバイスにプッシュするサービスとして機能し、スマートフォンが重労働を担うとしても不思議ではありません。
Appleはメッセージでの会話内容をクラウドに記録しておらず、政府が私たちの通信を解読できるような暗号鍵も保有していないことを改めて認識しておく必要があります。メッセージのアーカイブは、ローカルまたはiCloudデバイスのバックアップの一部としてのみ保存されます。
さらに、ジェイルブレイクされていない限り、iPad のバックアップを iPhone に使用するなど、別の種類のデバイスのバックアップからデバイスを復元すると、メッセージ アーカイブは転送されません。
Siri搭載のボイスメールサービスについてどう思いますか?もしサービスが登場したら、ボイスメールの文字起こしに利用しますか?
出典:ビジネスインサイダー