これまでにも、トグルを有効にする巧妙な脱獄ユーティリティはありましたが、「Carnitine」の開発者は本当に特別なことを思いついたと思います。この「Carnitine」は、特定のアプリを開いている間、生物学的化合物ではなくWi-Fiを有効化できる脱獄ツールです。
Carnitineは、ジェスチャーやタイマー、GPS位置情報といったコマンドではなく、設定済みのアプリを開いた瞬間からWi-Fiを有効化できるという点で優れています。必要な時にいつでもWi-Fiを利用できる、というのがこのアプリのコンセプトです。初期バージョンの実装は完璧ではありませんが（理由は後ほど説明します）、Carnitineがもっと大きな機能に拡張されることを期待しています。
Protect My Privacyのユーザーなら 、Carnitine の仕組みはよくご存知でしょう。Wi-Fi が無効になっている状態で初めてアプリを開こうとすると、そのアプリを開くたびに Carnitine が自動的に Wi-Fi を有効にするかどうかを尋ねるダイアログが表示されます。「はい」を選択すると、そのアプリを開くたびに Wi-Fi が自動的に有効になります。今のところ、素晴らしい解決策のように思えますね。
残念ながら、Carnitineには2つの大きな問題があります。1つ目は、Wi-Fi対応アプリの使用を終えても、このアプリはWi-Fiを閉じないことです。つまり、Wi-Fiを自動でオン・オフにするアプリを探しているなら、Carnitineは役に立ちません。2つ目の問題は？Carnitineの「Wi-Fiを有効にする」リストからアプリを削除するユーザーフレンドリーな方法がないことです。つまり、システムファイルを徹底的に調べない限り、設定は永続的に変更されてしまうということです。
現状ではCarnitineは万人向けではありませんが、良い概念実証と言えるでしょう。Carnitineの適用範囲をGPS、Bluetooth、モバイルデータ通信などの設定に拡張すれば、脱獄してデバイスのバッテリー寿命を最大限に延ばしたい多くのユーザーにとってCarnitineは役立つでしょう。アプリ終了時にこれらのサービスを自動的に無効化する機能も追加されれば、Carnitineは必須のユーティリティになるでしょう。
カルニチンを試してみたい方は、CydiaのBigBossリポジトリから無料でダウンロードできます。この調整機能は設定から有効にでき、iPhone、iPad、iPod touchのiOS 3.0以降で動作するはずです。
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