TechCrunchの取材によると、世界トップのオンデマンド音楽サービスであるSpotifyは、ドイツ・ベルリンに本社を置くオーディオ配信プラットフォームSoundCloudを結局買収しないようだ。
Spotifyは、数か月に及ぶ協議の末、SoundCloud買収は、近々予定している新規株式公開(IPO)や中国、ロシア、韓国での事業拡大にマイナスの影響を与える可能性が高いと判断し、SoundCloud買収を断念したと報じられている。
SpotifyはSoundCloudに冷淡な態度を見せた。「IPOの可能性がある年に、ライセンス問題で頭を悩ませる必要はない」というのがその理由だ。この取引は先週、破談になったと報じられている。このスウェーデン発の音楽サービスは、2017年に上場するとは公式に発表していない点に留意してほしい。
フィナンシャル・タイムズは約3か月前、Spotifyがドイツの新興企業SoundCloudの経営陣と買収の可能性について協議を進めていると最初に報じた。同紙によると、Spotifyは過去2年間にSoundCloudの買収を2回断ったようだ。
Spotifyは現在60の市場で事業を展開しており、4,000万人を超える有料会員を抱えている。
Apple Musicは115の市場で利用可能で、2,000万人以上の有料会員と4,000万曲以上の楽曲を擁しています。SoundCloudは2億人以上の登録ユーザーと月間約1億7,500万人のリスナーを抱えていると推定されています。
Spotifyは創業以来、大部分で赤字が続いているが、投資家たちは来年にはサービスが黒字化すると断言している。
SpotifyとSoundCloudはApp Storeで無料で入手できます。
出典: TechCrunch