ティム・クックは新たな公開書簡の中で、テクノロジーは「私たちが築く未来に重大な影響を与える」と述べた。

AppleのCEO、ティム・クック氏は、テクノロジー、人間性、その他多くのことについて語る新たな公開書簡を執筆しました。Appleのリーダーとして当然のことながら、彼はテクノロジーの力について自らの意見を表明することにためらいはありません。

イタリアの新聞 「コリエレ・デラ・セラ」 が新雑誌「Login」を創刊し、クックCEOは創刊号に公開書簡を寄稿しました。その中で、CEOはテクノロジーを主な焦点としながらも、様々なトピックに触れています。クックCEOは、人類や環境など、様々な分野に対するAppleの包括的な取り組みについて書いています。

クック氏は、世界はわずか2年前とは大きく異なる状況にあると指摘する。今もなお猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、多くの人々にとって全てを変えた。そしてそれは企業にも当てはまる。クック氏によると、これほど多くのことが流動的になっている今こそ、私たち皆にとって「生きたい未来を形作る、一生に一度のチャンス」となる。クック氏は、そのためにはリソースを集中させることが重要だと考えている。しかし、それ以上に、テクノロジーが正しい方向に導かれる限り、真に輝きを放つことができるのはテクノロジーなのだ。

テクノロジーは私たちが築く未来に間違いなく大きな影響を与えるでしょう。しかし、テクノロジーは本質的に善でも悪でもないということを忘れてはなりません。その影響は、私たちがイノベーションの中心に置く価値観と意図によって左右されるのです。

しかし、クック氏はAppleに完全に頼ることはできないと認識している。彼は、特にイタリアのイノベーターたちに（雑誌の発行元を考えれば当然のことだ）、今後の再建に向けて協力を呼びかけている。そしてもちろん、Appleには個人の創造性と情熱を活かして、そうした製品の開発に貢献するためのツールがあると指摘する。

興味深い内容なので、手紙の全文を読んでみてください。