ウォール・ストリート・ジャーナルの最新報道によると、ベライゾンはボーダフォンと、保有するベライゾン・ワイヤレスの株式45%を約1300億ドルで買収することで合意した。同紙によると、この取引はまだ最終決定ではないものの、早ければ月曜日にも発表される可能性があるという。
この買収は、同種のものとしては史上2番目に大きなもので、1999年のボーダフォンによるマンネスマンAGの1,720億ドルの買収に次ぐ約400億ドルとなる。また、ベライゾンは加入者数で米国最大の無線通信事業者の支配を強固にすることになる。
ジャーナルのスペンサー・E・アンテとコスタス・パリスは次のように報告している。
関係者の1人によると、ベライゾンはボーダフォンが保有するベライゾン・ワイヤレスの株式45%を約1300億ドルで買収する予定だ。買収条件はまだ両社の取締役会の承認が必要だが、全て順調に進めば早ければ月曜日の午後にも発表される可能性があるという。
事情に詳しい関係者によると、ボーダフォンの取締役会は日曜日にこの取引について協議するため会合を開き、ベライゾンの取締役会は結果を聞いた後に会合を開く予定だった。」
両氏はさらに、この秘密協定をめぐる多くの詳細はまだ不明であるものの、契約条件ではベライゾンがボーダフォンのベライゾン・ワイヤレスの株式45%を現金と株式でほぼ同額支払うことになるだろうと情報筋から聞いたと述べている。
2000年4月4日にベライゾンとボーダフォンの合弁会社として設立されたベライゾン・ワイヤレスは、1億1000万人強の加入者を擁し、米国最大、世界第16位の通信事業者となっています。前四半期には、売上高が298億ドルに達したと発表しました。
これまでの成功の基盤は、そのワイヤレスネットワークです。ベライゾンは米国で初めてLTEを大規模に展開した通信事業者であり、以来4G技術の最前線を走り続けています。現在、ベライゾンは米国最大かつ最も信頼性の高いLTEネットワークを保有しています。
