起業家志望のあなたが、億万長者になれる素晴らしいアプリのアイデアを思いついたとしましょう。まずは、アプリの全体像を掴むために、紙にアプリを描いてみるかもしれません。しかし、何かが足りない。そこでMarvelアプリの出番です。
Marvelは、アプリのアイデアをスケッチに取り込み、インタラクティブなプロトタイプを作成できるiPhoneアプリです。描いた絵を写真に撮り、 Marvelを使って画像に「タッチ」ホットスポットを適用し、他の写真をそのホットスポットにリンクさせるだけです。あっという間に、タップ操作でアプリを操作できるようになります…
Marvelの開発元であるMokazaは、このアプリは「デザイナー、UXデザイナー、プロダクトマネージャー、スタートアップ、そして学生に最適」だと謳っていますが、実のところ、誰でも使えるほどシンプルなアプリです。iPhoneまたはiPadアプリの読みやすい絵と、Marvelアプリが動作するiPhoneさえあれば、あなたのアイデアを現実のものにすることができます。
TechCrunchはマーベルチームからさらに情報を発信しています。
「これまで、アプリやウェブのデザインやアイデアをPDFやPowerpointよりも魅力的な形で表現したいと思ったら、インタラクティブなプロトタイプをコーディングするためのスキルと時間が必要でした。そのため、多くの企業や個人にとって、時間、資金、開発リソースが不足し、プロトタイピングが手の届かないものになっていました」と、Marvelの共同創業者であるMurat Mutlu氏は説明します。
「デザイナーや企業だけでなく、デザインや技術スキルのレベルを問わず、アイデアを持つすべての人に役立つプロトタイピングツールがあったらどうでしょう？ Marvelはまさにそれを実現するために設計・開発されました」と彼は付け加えます。「Marvelは『すぐに使える』ように設計されています。迷路のようなインターフェースや不要な機能は一切ありません。Marvelの目的は、プロトタイプを作成したら、あとは邪魔にならずに重要なことに集中できるようにすることです。」
さらに、MarvelはDropboxをベースに構築されているため、アプリの画像に加えた変更はすべてDropboxと同期されます。AutodeskのSketchBook ProやAdobe Ideasなどの別のアプリで変更を加えた場合でも同期されます。プロジェクトが完了したら、Twitter、SMS、メールで友達と共有できます。
アプリデザイナーやプログラマーを目指していなくても、このアプリの技術力は試してみる価値があります。ノートに描いたスケッチをタップ可能なインターフェースに変換できるソフトウェアには、何かクールな魅力があります。もしご興味があれば、iPhone版MarvelはApp Storeで無料で入手できます。
