FairPlayは、Appleが独自に開発したデジタル著作権管理（DRM）ツールです。DRMで保護されたコンテンツを様々なデバイスでストリーミング再生できるようになり、今回Apple Watchもその対象に加わりました。
Appleは、今年の完全オンライン開催となった世界開発者会議（WWDC）の別のセッションで本日発表したように、watchOS 7にFairPlayのサポートを追加する。同社はこの新機能について、「Apple Watchのストリーミングオーディオの新機能」と題した講演の中で発表した。このセッションでは、これがAppleがApple WatchとwatchOS 6でストリーミングオーディオに加えた変更の自然な流れであり、重要な部分で改善が見られることが示された。
FairPlayのサポートにより、開発者はDRM保護コンテンツを含むストリーミングオーディオアプリをApple Watchに提供できるようになりました。この新機能はオーディオストリーミングアプリにとって特に重要となるため、今年後半にwatchOS 7がリリースされた後、Apple Watchユーザーにとってさらに多くの選択肢が提供されるようになるかもしれません。
手首でスムーズなストリーミングオーディオ体験を。Apple Watchならではの、優れたストリーミングアプリを構築するための新機能をいくつかご紹介します。より多くのオーディオフォーマットを統合する方法、新しいコーデックを使ってより効率的にストリーミング配信する方法、暗号化されたコンテンツを追加してアプリのメディアライブラリを拡張する方法を学びましょう。
このセッションでは、AppleがwatchOS 7でxHE-AACコーデックを追加することも明らかになりました。これにより、標準のAACコーデックと同等の音質を維持しながら、より小さなオーディオファイルを作成できるようになります。これは主に、インターネット接続が遅い場合でも、全体的なオーディオ品質の向上を意味します。
