開発者のブランドン・プランク氏は約2週間前、iPAPatcherというmacOSベータ版アプリをリリースしました。このアプリを使うと、ダイナミックライブラリ(dylib)や脱獄ツール(.debファイル)をiPhoneやiPadアプリ(.ipaファイル)に統合し、任意の端末にインストールできるようになります。いわば、脱獄せずにお気に入りのアプリでハックや特典を使えるようなものと言えるでしょう。
しかし今週、iPAPatcherは正式にベータ版から正式リリースされます。この便利なユーティリティのバージョン1.0のソースコードが開発者のGitHubページで公開されました。ご想像の通り、エンドユーザーに役立つ数多くの改良が加えられています。
Plank氏が水曜日に共有したツイートで指摘されているように、iPAPatcherバージョン1.0は完全に書き換えられ、ユーザーが変更した.ipaファイルの保存場所を選択できるようになりました。さらに、ターミナルでプロセスを実行する必要がなくなりました。
では、iPAPatcherで何ができるのでしょうか?例えば、InstagramやYouTubeなどの人気アプリを、人気の脱獄ツールの.debファイルと統合し、AltStoreやXcodeを使ってiPhoneやiPadにサイドロードすることができます。このソフトウェアはこれらの2つのアプリに限定されるわけではありませんが、変更したいアプリ専用の脱獄ツールが必要になります。そうでなければ、期待通りに動作しない可能性があります。
iPAPatcherの最新バージョンを試してみたい方は、Brandon PlankのGitHubリポジトリをご覧ください。現在はソースコードのみが公開されていますが、近日中にダウンロード可能なアプリがリリースされる予定です。また、PlankのTwitterアカウント(@_bplank)をフォローして、最新情報を受け取るのもおすすめです。
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