ブルームバーグ・ビジネスウィークの中国語版が月曜日に掲載したインタビューによると、アップルのティム・クック最高経営責任者（CEO）は先月、世界最大のアップルストアがある東部の都市、杭州を訪問した際、アップルウォッチは初期のiPhoneやiPadよりも多くの開発者から採用されていると語った。
クック氏は、開発者がApple Watch向けに3,500本以上のアプリを開発中だと述べた。これは、今月初めのWWDC基調講演でクック氏が改めて強調したデータだ。比較対象として、2008年夏にApp StoreがスタートしたiPhoneアプリは500本、2010年の初代iPad向けには約1,000本のアプリが用意されていた。
クック氏はまた、Apple製品デザインにおいて中国人の嗜好を考慮していると強調した。例えば、13億3000万人の市場に対応するため、ゴールドのiPhoneを提供する決定を下した理由として、ゴールドは中国ユーザーの間で非常に人気のある色である点を挙げた。
6月17日のインタビューによると、Appleは地域の嗜好に合わせたカラーパレットなどの細部にも配慮しているという。CEOは地元の学校を訪問し、教育の重要性について語り、「生徒たちの飽くなき学習意欲を見て嬉しく思った」と述べたと、同メディアは伝えている。
アップルは中国で聴覚障害のある子どもたちが携帯電話を操作できるように支援し、アップル独自のガレージバンドアプリを使って子どもたちに作曲方法を教えるための180以上の試験プログラムを「組織化」しているとクック氏は述べ、アップルは伝統的な教育モデルを変革し、中国の学生が社会に貢献できるようにしたいと付け加えた。
クック氏は、これらのプログラムの数は2015年末までに50%増加すると予想していると述べた。台湾と香港を含む中華圏は現在、Appleにとって第2位の市場であり、第3四半期の売上高の29%を占めている。
出典：ブルームバーグ・ビジネスウィーク
