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CryptogenicのエクスプロイトでPlayStation 5がジェイルブレイクされる

CryptogenicのエクスプロイトでPlayStation 5がジェイルブレイクされる

脱獄はiPhoneだけに限ったことではありません。実際、ファームウェアを実行するほぼすべてのデバイスはハッキングが可能であり、エンドユーザーはメーカーが当初意図していなかった改造を実行できます。ソニーファンは月曜日、2022年時点でソニーの最新ゲーム機であるPlayStation 5の脱獄と思われるものが見つかったことで、そのことを知りました。

PlayStation 5 ジェイルブレイク。

ランス・マクドナルド( @manfightdragon )が日曜遅くにシェアしたツイートは、本稿執筆時点ですでに210万回以上閲覧されており、Cryptogenicと呼ばれるカーネルエクスプロイトとソニーのバージョン4.03ファームウェアに存在するWebkitの脆弱性に基づくPlayStation 5の脱獄を披露しているようだ。

前述のCryptogenicカーネルエクスプロイトはGitHubでオープンソース化されており、元々は日曜日にTwitterユーザー@SpecterDevによって共有されました。このページには、Cryptogenicに関する多くの情報と、それを実現するまでの作業内容が掲載されています。

ブログ記事によると、Cryptogenicエクスプロイトはわずかな調整で古いファームウェアにも対応できる可能性があるものの、Webkitエクスプロイトは新しいリリースで修正されているため、4.03より新しいファームウェアには対応していないとのことです。その他の注意点としては、エクスプロイトの不安定性と成功率が30%であること(つまり、カーネルのエクスプロイトを成功させるには複数回の試行が必要になる可能性がある)が挙げられます。

Cryptogenicエクスプロイトは、カーネルメモリへの読み書き権限とPlayStation 5のデバッグ設定メニューへのアクセスを許可するものの、コード実行は許可しないため、バイナリのロードや実行、カーネル空間へのパッチ適用やフックは行えません。つまり、iPhone脱獄コミュニティで「脱獄微調整」と呼んでいるようなMODは、このPlayStation 5脱獄では不可能なのです。

脱獄によって有効になった PlayStation 5 のデバッグ設定メニュー。
画像: SpecterDev

また、PlayStation 5のファームウェアバージョン4.03は約1年前のものなので、ほとんどのPlayStation 5ユーザーは既にサポートされていないバージョンにアップグレードしている可能性が高いことにも留意してください。

注意点はさておき、これはかなり大きな成果であり、今後何が起こるのかを見るのが楽しみです。

Milawo
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