先週、ティム・クックCEOは中国を訪問し、中国にあるApple本社で従業員に近況報告を行う会議を開催しました。9to5Macは、この会議に詳しい情報筋を引用し、会議で話し合われた内容の概要を報じています。そこには、興味深い情報もいくつかありました。
まず、クック氏は出席者に対し、「Apple Watchは最高の状態です」と述べ、「Appleは生産量を増やすために全力を尽くしています」と語りました。また、同社がサプライチェーンの問題の一部を解決したという報道を認めたようで、来月中にApple StoreでApple Watchの在庫販売を開始すると約束しました。
Apple Watchは4月上旬の販売開始以来、在庫が不足しています。予約注文した多くの顧客はまだ製品を受け取っておらず、オンラインではほとんどのモデルの納期が5~7週間と表示されています。しかしながら、供給が需要に追いつきつつあると考えられており、Appleは6月にさらに多くの国でApple Watchを発売する予定です。
ウェアラブル端末についての話に加え、クック氏は中国でのApple Payの近々開始されるサービスに関する質問にも答えました。同氏は、今回の中国訪問の目的の一つは、Apple Payの潜在的なパートナー企業との面談だったと説明し、「進展があったと思います」と述べ、早期の導入を期待しています。
ご存知の通り、中国はAppleにとって重要な市場です。前四半期のiPadの売上は全体的に低調でしたが、このタブレットは中国で記録的な成長を遂げ、全体の成長率は73%増でした。中国がAppleの売上高で米国を追い抜く可能性について尋ねられたクック氏は、「イエス」と答え、「それは時間の問題だ」と続けました。
出典: 9to5Mac