TechCrunchによると、Appleは位置情報に基づくおすすめサービス「Spotsetter」をひっそりと買収したという。同サイトは取引の詳細を明らかにしていないが、同社の投資家は「いわば喜んでいる」と聞いていると報じている。
今回の買収は、Spotsetterの技術と、創業者2人の才能(うち1人は元Google Mapsエンジニア)の獲得が主な目的とされている。LinkedInのプロフィールを見ると、2人とチームメンバーの多くが現在Appleで働いていることが分かる。
TechCrunchのSarah Perezがスクープをお届けします。
TechCrunchの取材によると、ビッグデータを活用してパーソナライズされたおすすめスポットを提供するソーシャル検索エンジン「Spotsetter」が、Appleにひっそりと買収されたという。地図インターフェースの上にソーシャルデータを重ね合わせるこの技術は、競合のGoogleにはない機能をAppleマップに組み込むために活用される可能性がある。[…]
CrunchBaseによると、SpotsetterはAngelPadの2012年春期クラスでデビューし、その後AngelPadに加え、Rahul Prakash氏、2020 Ventures、Javelin Venture Partnersから130万ドルのシード資金を調達しました。現時点では契約条件の詳細は不明ですが、「投資家は満足している」と聞いています。
このサービスをご存知ない方のために説明すると、Spotsetterは友人のおすすめ、信頼できるレビュー、その他のデータを組み合わせて、より「ソーシャル」な地図体験を提供します。Facebook、Twitter、Yelpなどからユーザーのコンテンツを取得するアルゴリズムを採用しています。
このアプリを使えば、ほぼあらゆる場所やカテゴリーを検索し、カスタマイズされた結果を表示したり、友達があなたの周りの場所についてどう評価しているかを確認したりできます。また、地元の人気スポットを閲覧して新しい場所を発見することもできます。
https://www.youtube.com/watch?v=_vDiQIYnnNA
最近までSpotsetterはiOSとAndroidの両方で利用可能でしたが、同社は最終的にウェアラブルデバイスへの進出を目指していました。Appleがスマートウォッチを開発中との噂が広まっていることから、これもSpotsetterを買収した理由の一つかもしれません。
先月、ティム・クック氏はニューヨーク・タイムズ紙に対し、アップルは昨年以降27社を買収したと語った。