Appleは今年初め、AirPods Proユーザーが一般発売に先立ち、ファームウェアのベータ版を試用できることを発表しました。最初のベータ版は7月下旬にリリースされました。そして今、同社は2つ目のベータ版ファームウェアをリリースし、さらに新たな機能を追加しました。
Redditのユーザーが本日指摘したように、AirPods Proの最新ベータ版ファームウェアでは、この完全ワイヤレスヘッドホンの機能に「会話ブースト」と呼ばれる機能が追加されました。このプレリリース版ファームウェアのバージョン番号は4A362bです。これはアクセシビリティ機能で、AirPods Proユーザーは誰かと会話をしながらでもヘッドホンを耳に装着したまま通話できるようになります。
会話ブーストは、ビームフォーミングマイクを利用して、対応ヘッドフォンを装着している人の前で話している人の声を増幅します。Appleはこの機能を、聴覚に障がいのある人向けに設計されたものと謳っています。
AirPods Proのベータ版ファームウェアを試してみたい場合は、いくつかの手順があります。まず、Appleの開発者プログラムに開発者として登録する必要があります。また、MacにXcode 13ベータ版をインストールする必要があります。その他の手順は以下のとおりです。
- iPhone を Mac に接続します。
- Mac で Xcode 13 ベータ版を起動します。
- iPhoneで、「設定」→「開発」に移動し、「プレリリースベータファームウェア」を選択します。
- ペアリングされたデバイスのリストでAirPods Proを見つけます。
- 自動ベータ ソフトウェア アップデートを受信するオプションを選択します。
- ベータ版ソフトウェアの更新を受け取るには、画面上の指示を読んでそれに従います。
Apple によれば、これらのアップデートを受信してインストールするまでに最大 24 時間かかる可能性があるとのことです。
前述の通り、Appleは7月にAirPods Proの最初のベータファームウェアをリリースしました。このプレリリース版ソフトウェアでは、FaceTime通話の空間オーディオサポートと周囲のノイズ低減機能が追加されました。