アップルは、ユーザーが自身の医療記録を管理、共有するための安全なソフトウェアプラットフォームを構築したグリンプスという別の小さなスタートアップ企業を買収したとファスト・カンパニーが月曜日に報じた。
この買収は今年初めに行われたと報じられているが、アップルはこれについて沈黙しており、今回いつものように否定せず、「アップルは時折、小規模なテクノロジー企業を買収しており、その目的や計画については通常話さない」と述べた。
Gliimpse の公式ウェブサイトによると、同社はアメリカの 3 億 1,700 万人全員が「データを解放することで健康を解放する」ことを支援したいと考えている。
シリコンバレーに拠点を置くGliimpseは、1980年代後半にAppleでシステムエンジニアとして働いていた起業家のアニル・セティ氏によって2013年に設立されました。
セティ氏は、妹が乳がんと闘う姿を見て、個人の健康データを入手し管理することがいかに難しいかを実感したことから、Gliimpse を設立したと説明しています。
医療を受ける者として、私は受診した場所の医療情報の痕跡を残しています。しかし、自分のデータに簡単にアクセスしたり共有したりすることができません。オバマケアは、医師や病院に薬、検査結果、アレルギーなど、私たちのデータを提供することを連邦政府が義務付けるいくつかの強制力の一つです。
しかし、すべての医師が使用する単一の電子医療記録は存在しません。さらに悪いことに、1000以上のシステムに共通するファイル形式さえ存在しません。
Gliimpseの技術は、特にがんや糖尿病などの疾患を抱える患者を対象としています。今回の買収が、Appleの既存のHealthKit、ResearchKit、CareKitソフトウェアプラットフォームにどのように組み込まれるかは不明です。
ティム・クック氏に聞けば、アップルは今のところ、ヘルスケアの非規制分野に注力し続けており、同氏の個人的な意見では、そこに莫大な収益の可能性があるという。
「ですから、払い戻しを気にしないのであれば(私たちは払い戻しができる特権を持っていますが)、スマートフォン市場が小さく見える可能性さえあります」と、彼は以前のインタビューでファスト・カンパニーに語っていた。
出典:ファストカンパニー