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アップル、10億ドルの投資で滴滴出行の取締役に就任

アップル、10億ドルの投資で滴滴出行の取締役に就任

ティム・クック 滴滴出行 ジャン・リウ 画像 001

Appleは、配車サービス企業Didi Chuxingへの10億ドルという巨額投資を受け、同社の取締役に就任したとThe Informationが報じている。同メディアは規制当局への提出書類を引用し、任命は取引成立から数週間後の6月下旬に行われたと報じている。AppleのM&A担当責任者であるエイドリアン・ペリカ氏が、Appleを代表して取締役に就任している。ペリカ氏は、2014年の30億ドルでのBeats買収でも重要な役割を果たした。

規制当局への提出書類によると、取締役の任命は6月下旬に行われた。これは、Uberが7月末に中国事業を滴滴出行(Didi)に売却するという決定に影響を与えたAppleの投資の重大さを改めて示すものだ。滴滴出行は市場シェアで大きくリードしていたが、Uberは滴滴出行が資金調達を継続できないことを期待していた。Appleの投資は決定的な要因ではなかったものの、UberのCEOであるトラビス・カラニック氏にとっては個人的に失望だったと、彼を知る人物は述べている。

Appleは5月、「中国のUber」として広く知られる滴滴出行(Didi Chuxing)に10億ドルを投資すると発表した。iPhoneメーカーであるAppleは、この戦略的提携を通じて、世界第2位の経済大国である中国との関係を深め、プレゼンスを強化する計画だ。また、Appleが滴滴出行の大規模な車両群を活用し、噂されている自動運転車プロジェクト「プロジェクト・タイタン」のデータ収集や技術試験を行う可能性もある。

出典:The Information

Milawo
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