昨年10月のiPhone 4Sの発売は、Appleと提携キャリア双方にとって数々の記録を打ち立てました。AT&Tは、この人気端末の販売台数が100万台を超え、同社史上最も成功した発売となったと発表しました。
しかし、どうやら同社は、近々発売予定のNokia Lumia 900でこの記録を破れると考えているようだ。来月初めに発売予定のこのWindows Phone端末は、LTE対応でわずか100ドルという価格設定となっている…
AT&Tのデバイス責任者であるジェフ・ブラッドリー氏は本日、CNETの取材に対し、このデバイスについて語った。ブラッドリー氏は、スペック、価格、そして今後の広告攻勢を考えると、Lumiaの発売はAT&Tにとって史上最大の出来事になるだろうと述べた。そして、それはiPhoneの発売も含む。
AT&Tとノキアは、消費者の認知度向上を目指し、大規模なテレビマーケティングキャンペーンを展開しています。Lumia 900はAT&Tストアの目玉となり、巨大な看板やポスターで端末を宣伝します。ノキアとAT&Tは店舗スタッフのトレーニングに多大な時間を費やしており、ほとんどのスタッフが常にLumia 900を携帯しています。
一見やり過ぎのように思えるかもしれませんが、この端末の成功に期待を寄せている企業は数多くあります。まずNokiaは、ここ数年でiOSとAndroidに奪われたスマートフォン市場シェアの一部を取り戻そうとしています。
そして、マイクロソフト。レドモンドに本社を置くこの企業も、かつてはスマートフォン市場で大きなシェアを占めていました。しかし、同社の最新のモバイルプラットフォームであるWindows Phoneは、この分野で大きな支持を得ることができていません。同社は、ブレイクアウトヒットを切望しているのです。
AT&Tもこの端末の発売に多額の投資をしているようだが、同社は2007年以来「iPhoneの」キャリアとして知られているだけに、これは奇妙なことだ。3大企業の力で支えられているLumia 900が期待に応えられるかどうか、興味深いところだ。
どう思いますか？ノキアの携帯電話はiPhoneを上回るでしょうか？
[9to5Mac]
