iTunesの公式クラウドソリューションが登場し、いつでもどこでも音楽をストリーミングできるようになるという噂が、かなり前から飛び交っています。iTunesがいつかクラウドに移行するのは避けられないでしょうが、待ちきれないという方のために、非公式の選択肢が今あります。
mSpotがその選択肢です。他のプラットフォームでは以前から存在していましたが、iPhone にも最近登場しました。
mSpotは、iTunesのクラウドストレージに関するあなたの叶わぬ夢をすべて叶えます。今なら2GBの音楽を保存でき、公式mPlayerアプリを無料でダウンロードできます。さらにたくさんの音楽コレクションをお持ちの方(つまり、 皆さんもそうでしょう)には、mSpotは月額3.99ドルで40GBというかなりお得なストレージを提供しています。
仕組み
全てを動作させるには、mSpotクライアントをコンピュータにダウンロードし、新しいアカウントを設定する必要があります。クライアントはバックグラウンドで実行され、iTunesライブラリの監視や、もちろんクラウドへの音楽のアップロードなどのタスクを実行します。
ファイル管理はすべてブラウザウィンドウで行います。mSpot はシステムリソースを少し消費するように感じましたが、これは Chrome ベータ版ブラウザを使用しているからかもしれません。
次にiPhoneアプリをダウンロードし、デスクトップクライアントと同じアカウント情報を入力すると、あとはそのまま使えます。アプリで各曲をダウンロードしてキャッシュに保存するか、ストリーミングのみのオプションを選択できます。
3G 経由のストリーミングのみのルートの場合でも、音楽はかなり速く再生されました。
全体的に見て、mSpot はまずまずの性能ですが、今のところまだ少々未完成な印象です。例えば、横向き表示のサポートが明らかに不足しており、タッチ操作もぎくしゃくしています。
最後に、デスクトップ アプリはまったく直感的ではなく、同期したい音楽をフィルターするときに同期自体にいくつかのバグがあるようです。
mSpotは、iTunesがクラウド同期に対応したらどうなるか試すだけでも、試してみるには悪くないアプリです。クラウドを真剣に考えている方は、Appleがもっと洗練された製品を出すまで待った方が良いでしょう。
mSpotはApp Storeから無料でダウンロードできます。ぜひお試しください。
更新:数回アンインストールして再インストールすると、バックグラウンド処理が正常に動作するようになったため、記事内のそのメモを削除しました。