AppleがiOSやmacOSなどのOSにダークモードを追加した際、同社はこれを大々的に宣伝しました。これはプラットフォームで最も要望の多かった機能の一つだったことを考えると、当然のことです。そしてAppleは、Safariにも新たな要素とさらに多くの機能を追加する計画があるようです。
9to5Macが最近初めて報じたように 、開発者たちは将来的にSafariのツールボックスにいくつかの機能を追加することを検討しています。報道によると、3月上旬にリリースが予定されているiOS 15.4(プラットフォームの次期大型アップデート)に関連するWebKitコードには、ダークモードなどに関する重要な変更点がいくつか含まれているとのこと。
具体的には、コードは「ウェブサイトごとの設定でシステムのカラースキームを上書きする」という記述を直接的に含んでいます。これは、エンドユーザー向けにSafari内で新たに提供されるオプションになると言われています。これにより、ユーザーはウェブサイトごとにカスタムのダークモード設定を利用できるようになります。つまり、オペレーティングシステムの他の部分がライトモードで動作している場合でも、特定のウェブサイトだけをダークモードで表示したい場合、この機能を有効にすることでそれが可能になります。
ポップアップに関しては、さらに次の点があります。
このオプションと同様に、iOSとmacOSで特定のウェブサイトのモーダルポップアップ(システムアラートのような表示)を許可またはブロックできるオプションもあります。また、多くのウェブサイトがユーザーにCookieの収集許可を求めていることから、Appleは「Cookie Consent(Cookie同意)」と呼ばれるものを管理する新しいAPIの開発にも取り組んでいます。
ここで注意すべき点は、WebKitコードはiOS 15.4(次期アップデート)に関連付けられていますが、必ずしもこれらの機能がそのソフトウェアアップデートでリリースされるわけではないということです。AppleがSafariにこれらの比較的微妙な変更をiOS 15で導入する可能性はありますが、これらの機能、そしておそらくSafari固有の要素もさらに多く、今年後半にリリースされるiOS 16に向けて準備を進めている可能性も同様に考えられます。
いずれにせよ、新機能が追加されるたびに、これらは歓迎される追加機能となるはずです。