ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、連邦控訴裁判所は火曜日、アップルが出版社と共謀して電子書籍の価格を吊り上げたとして有罪とした2013年の判決を支持した。これにより、アップルは昨年、民間原告、30州以上、そして司法省と合意した4億5000万ドルの和解金を支払う見込みだ。
「Appleが電子書籍の価格を引き上げるために出版社間で共謀を企てたという地裁の判断は正当であると結論付ける」と、第二巡回区控訴裁判所のデブラ・アン・リビングストン判事は述べた。同判事は、この共謀は「取引を不当に制限し」、連邦反トラスト法であるシャーマン法に違反したと記した。
この4億5000万ドルは、Appleが過去3年間に訴訟費用と弁護士費用に費やした数百万ドルに加えて支払われることになります。価格カルテル事件に関与した5つの出版社はすべて司法省と個別に和解に達しているにもかかわらず、Appleは無実を主張し、訴訟に挑むことを選択しました。
この騒動についてまだ詳しく知らない方のために説明すると、2012年、米国司法省はAppleと大手出版社5社に対し、電子書籍の価格を共謀して引き上げたとして訴訟を起こしました。Appleは2013年に有罪判決を受け、その後、判決の覆しを求める複数の控訴で敗訴しています。
出典：ウォール・ストリート・ジャーナル
