Appleのクレイグ・フェデリギ氏がOS X El Capitan向けに発表した数々の改良点の一つに、Metalの追加があります。昨年iOS 8で導入されたMetalは、GPUへの最小限のオーバーヘッドアクセスを提供し、アプリやゲームのグラフィックスとコンピューティング能力を最大限に引き出します。
合理化されたAPI、プリコンパイルされたシェーダー、そしてマルチスレッドのサポートにより、MetalはスタンドアロンのOpenGLと比較して最大40%のレンダリング効率を実現します。「Metalは、OpenCLのコンピューティングパワーとOpenGLのグラフィックスパワーを、両方を実現する高性能APIに統合しています。」
フェデリギ氏は、Adobeが同社のクリエイティブスイートアプリにMetalを採用することに合意したと付け加えました。Metalは、ドローコールパフォーマンスを10倍、AfterEffectsでは8倍向上させるとしています。Epic Gamesもステージに上がり、Metalが将来のゲームにどのような可能性をもたらすかを実演しました。
Metal は OS X El Capitan で初めて登場し、本日後半には開発者向けに、そして今秋には一般向けにも公開される予定です。