Appleが9月にiTunes Radioをリリースして以来、業界ウォッチャーは競合するストリーミング音楽サービスに注目してきた。結局のところ、Appleは競合サービスに大きく打撃を与えるだけのリソースとユーザー基盤を保有している。
しかし、どうやらPandoraではその逆のことが起こっているようだ。同社のCFO、マイケル・ヘリング氏は昨日、サンフランシスコで開催されたモルガン・スタンレーのカンファレンスで講演し、iTunes Radioのデビュー以来、聴取数が9%増加したと述べた。
ブルームバーグのアンディ・フィックスマー氏はこう語る。
「アップルのサービスが導入された9月と比べて、先月の聴取時間は9パーセント増加した」とパンドラの最高財務責任者マイケル・ヘリング氏は昨日サンフランシスコで行われたモルガン・スタンレーの会議で語った。
この結果は、PandoraがAppleの挑戦に耐えていることを示している。同社は既に、Clear Channel Communications Inc.のiHeartRadioを含む競合他社を圧倒している。Herring氏によると、Pandoraの米国ラジオ視聴シェアは、iTunes Radioのサービス開始時の7.77%から10月には8.06%に拡大した。
「10月のデータは当社の予想通りであり、当社の事業の回復力を示した」と彼は述べた。
ヘリング氏はさらに、Pandoraは10月に14億7000万時間の音楽やその他のコンテンツをストリーミングしたと述べた。しかし、アクティブユーザー数は前月比でわずかに減少し、7270万人から7090万人に減少した。
AppleのiTunes Radioも、目覚ましい利用率を記録しています。同社は最新の決算説明会で、9月の開始以来2,000万人以上が同サービスを試用し、10億曲以上を再生したと発表しました。
もちろん、それぞれの音楽サービスには長所があります。例えば、iTunes RadioはiOSとiTunesに深く統合されており、音楽の発見と購入が簡単です。一方、Pandoraは複数のプラットフォームで利用できます。
これからはますます面白くなるばかりだ。ヘリング氏によると、Pandoraは現在の米国、オーストラリア、ニュージーランドのサービス提供地域以外にもサービスを拡大する計画があり、Appleは2014年初頭にiTunes Radioを国際展開する予定だという。